柱と取り合い【リクエスト】 ページ43
柱に……なりたい。
『ん……』
目を覚ますと見慣れない部屋。そして見慣れた柱の皆さんがいた。
「Aちゃーん！起きたのね！よかったぁ！」
ニコニコと蜜璃さんが抱きつく。
「この血鬼術の空間は、体に毒ですから気絶してたのでしょう」
無事で何よりですとしのぶさんが言う。
『血鬼術…………！そうだ、鬼！早く倒さなきゃ……ここらが出ないと！』
「慌てるな、出る方法なら丁寧に書かれてる」
くいっと冨岡さんが指す方に目を向ける。
【柱の誰かの継子にならないと出られない部屋】
『継子……私が……？』
「そうだ、お前が眠ってるせいで、話がこじれていっててよ」
宇髄さんが言う。
「それはそうだろうな！Aくんを継子にすれば、衣食住を共にできる。
上手くいけば、彼女と夫婦になれるのだからな！」
煉獄さんが豪快に笑いながら言う。
「だから言ってんだろ、Aは、俺の継子にする。」
不死川さんが言う。
「いや、俺が継子にすると言ってるのが聞こえんのか？
まったく……」
伊黒さんがネチネチ言い返す。
「わ、私が継子にするわ！同じ女の子だし、私もAちゃんと夫婦になりたいもの！」
蜜璃さんが片手を上げ発言する。
「強さを求める可哀想な子よ……強くなりたいなら、こちらに来い……」
悲鳴嶼さんが言う。
「いや、彼女は俺が面倒見よう！上弦にも狙われているのだからな！」
腰に手をあて煉獄さんが言う。
「なんて地味な話し合いだ！
俺が派手に継子にしよう！」
ギラギラと効果音がつきそうな宇髄さん。
「なら、私でどうですか？
私なら、怪我してもすぐに治療できますよ」
しのぶさんが続く。
「胡蝶、お前にはもう継子にいるだろう」
冨岡さんがギロリとしのぶさんを睨む。
「あら、継子は1人なんて誰が決めたんですか？」
「ねぇ、俺がAを継子にするんだけど」
無一郎さんが言う。
『ま、待ってください！！！！』
私の発言に皆さんが私の方を見る。
『どうして皆さん私を継子にしたがるんですか！？
しかも夫婦って……えぇ！？』
(何も理解できてないAちゃん、可愛いわ)
「A、私たちはあなたを柱にして出世させてあげたい。
でも、それよりも強く、あなたと深く結ばれたいの」
『はぃ！？』
「愛してるのよ、柱みんながAを」
あまりにもさらっと告げられることに私は目がチカチカした。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 536人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
サクシャ - イメイラとはイメージイラストの略ですよ！ (2020年11月23日 20時) (
レス) id: e642cc44be (このIDを非表示/違反報告)
はる - あの、、イメイラってなんですか？ (2020年7月27日 21時) (レス) id: 5679566b7d (このIDを非表示/違反報告)
はる - 、、、、これが本当だったら良いのに、、、、(本当だったら義勇好きかも^_^) (2020年7月27日 21時) (レス) id: 5679566b7d (このIDを非表示/違反報告)
はる - 本当にドキドキしました！ (2020年7月27日 21時) (レス) id: 5679566b7d (このIDを非表示/違反報告)
むいむい - 時透無一郎【リクエスト】無一郎とくすぐり合いっこしないと出れないお部屋 (2020年7月26日 21時) (レス) id: a03bbfefbb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：レート@苺みるく | 作成日時：2019年6月25日 7時
