上弦の鬼と愛す【リクエスト】 ページ33
※夢主、童磨の信者、人間。
【上弦の誰かを選ばないと出られない部屋】
教祖様に呼ばれて、気づけば部屋の中。
数名の、異形ともとれる者たちがいた。
その中に教祖様がいた。
『教祖様、これは一体……』
「やぁ、Aちゃんいらっしゃい！！
相変わらずの馬鹿真面目だねぇ！」
教祖様のちょっとした暴言はもう慣れた。
「A久しいな．覚えて……いるか」
教祖様の後ろから、目を複数持つ男性が現れた。
この声は……
『黒死牟さんですか……？もしかして……』
黒死牟さんは、数ヶ月前の夜に会った人。
倒れていた私を助けてくださり、毎晩話すぐらいには仲が良かったのですか、数週間前からお会いしてなかった。
顔は見たことなかったが、このような顔をしていたのか。
「俺は覚えているか」
『まぁ、猗窩座さんですか？』
彼は、私が教祖様に会うより前に出会った私の友人。
彼も夜に暴漢に襲われかけたところを助けてくれた。
「久しぶりねーA。元気にしてた？」
ふんわりと笑ったのは蕨姫ちゃん。
私がまだ、6歳そこらの時に両親に遊郭に売られたときに可愛がってもらった姉さん。
「わ、わしを覚えているか？」
そこにいたのは小さなお爺さん。
以前倒れていたお爺さんを私が助けたのだ。
残念ながら名前は知らない。
私は憶えていると伝えるため首を縦に振った。
「はじめまして！！！！お嬢さん！！
私は憶えていますかな！？」
にゅるりと花瓶からお化けのようなものが出る。
このお化けは知らないけど、この花瓶は知ってる。
私が遊郭にいた時、おかみさんに割られそうになったのを貰って、毎日磨いていた。
『花瓶は、憶えています』
お化けは嬉しそうに笑った。
「うん、君やっぱり面白いね。こーんな化け物の巣にいるのに動揺ひとつしない」
教祖様が言う。
『……皆様のこと、怖くはありません。
人の方が何倍も恐ろしいですから』
6歳で親に売られ、８つの時に大名に買われたら。
その大名が賊にやられ肉片となり死んだ。
行くあてもなかった私は、周辺の町で暮らしていた。
そして、18となった今、教祖様の元で住み込みで働いている。
教祖様が人間じゃないことは薄々気づいていた。
教祖様に呼ばれた信者は、みんな、返ってこなかったから。
蕨姫ちゃんも、ここにいると言うことはお化けなのだろうか。
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サクシャ - イメイラとはイメージイラストの略ですよ！ (2020年11月23日 20時) (
レス) id: e642cc44be (このIDを非表示/違反報告)
はる - あの、、イメイラってなんですか？ (2020年7月27日 21時) (レス) id: 5679566b7d (このIDを非表示/違反報告)
はる - 、、、、これが本当だったら良いのに、、、、(本当だったら義勇好きかも^_^) (2020年7月27日 21時) (レス) id: 5679566b7d (このIDを非表示/違反報告)
はる - 本当にドキドキしました！ (2020年7月27日 21時) (レス) id: 5679566b7d (このIDを非表示/違反報告)
むいむい - 時透無一郎【リクエスト】無一郎とくすぐり合いっこしないと出れないお部屋 (2020年7月26日 21時) (レス) id: a03bbfefbb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レート@苺みるく | 作成日時：2019年6月25日 7時
