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炭治郎と抱擁 ページ3

【炭治郎と抱擁をしないと出られない部屋です】


声の主である炭治郎くんこと炭くんと、扉の上の文字を読む。


『ほーよー……』

理屈はわからないけど、抱擁すればこの部屋から出られる。


いきなり部屋が出たことから血鬼術だと思って間違いない。


長くここにいるのは危険である。


『炭くん!抱擁だ!』



私はばっと腕を広げた。





「ご、ごめん……なさい。少し待って!待ってください……」


炭くんは、抱擁をしてこなかった。


そしてそのまま30分がたった今でも炭くんは、抱擁しようとしない。


『炭くーん!早く出ませんか〜抱擁しませんか〜』


炭くんは、三角座りしたままなにも言わない。


『シュバッ!ってやるだけだから!痛くしないから!』


炭くんの周りをうろちょろしながら言う。



すると炭くんは、伏せてた顔を上げ私を見た。


「Aさんは……Aさんにとってのただの抱擁って、俺にとってすごく大事なことなんです。」


ゆっくりと炭くんが私に近づく。

「誰でも、とか簡単とか俺、そんな割り切れないんで」


ギュッと優しく私を抱きしめた。


それが抱擁だと気づくのに数秒かかった。



「好き。

Aさんのこと好きだから、出るため仕方なくなんて理由で抱擁は、できません。


だから、この抱擁は出るためじゃなくて、


これから一緒にいたいからします。」


ぎゅーっと抱きしめる力が強くなる。


『はっ……えっ……なっ……』


自分でも笑ってしまうくらい言葉が出ない。



炭くんが私を好き……?



「返事、欲しいです」


ゆっくりと抱擁が解かれ、真ん前に炭くんの顔が見える。



年端もいかないその顔は真っ赤だったけど、炭くんの瞳に映る私の顔を赤かった。



私は、炭くんの………………






告白を受ける…………次の炭治郎の話までSTOP


『他に好きな人がいる』……推しの話までSTOP

善逸と手の甲に接吻→←登場人物



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設定タグ:鬼滅の刃 , 〇〇しないと出られない部屋 , 短編集   
作品ジャンル:その他
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サクシャ - イメイラとはイメージイラストの略ですよ! (2020年11月23日 20時) (レス) id: e642cc44be (このIDを非表示/違反報告)
はる - あの、、イメイラってなんですか? (2020年7月27日 21時) (レス) id: 5679566b7d (このIDを非表示/違反報告)
はる - 、、、、これが本当だったら良いのに、、、、(本当だったら義勇好きかも^_^) (2020年7月27日 21時) (レス) id: 5679566b7d (このIDを非表示/違反報告)
はる - 本当にドキドキしました! (2020年7月27日 21時) (レス) id: 5679566b7d (このIDを非表示/違反報告)
むいむい - 時透無一郎【リクエスト】無一郎とくすぐり合いっこしないと出れないお部屋 (2020年7月26日 21時) (レス) id: a03bbfefbb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:レート@苺みるく | 作成日時:2019年6月25日 7時

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