嘘か誠か ページ31
浅野先輩が 後ろから追いかけてきていることも 、
分かってた。
だけど 、 この気持ちのやり場がわからなくて。
とにかく 走った。
さっきの出来事を 忘れたくて。
・
浅｢おいっ！！！｣
ついに、先輩に 腕を掴まれた。
そして そのまま 、 浅野先輩の 大きな身体に 包まれた。
｢ちょ、ちょっと、先輩っ、離してくださ｣
浅｢離さない。｣
｢えっ…………｣
浅｢ずっと……ずっと好きだった。Aのこと。｣
｢先輩……？｣
どういう事？
一気に いろんなことが起こりすぎて 、
全然頭が追いつかない。
浅｢お前の辛そうな顔とか、泣いてる顔なんか、
見たくないんだよ。｣
｢先輩……でも、私…………｣
浅｢わかってる。お前の彼氏には適わないことぐらい。｣
抱きしめられてて顔はよく見えないけど、
腕の力で 気持ちが ひしひしと伝わってくる。
・
浅｢…………なーんてな、泣いてんじゃねぇよ。
ブスに磨きがかかるぞ〜(笑)｣
そして、身体を離された。
｢なっ、なんてことをっ……！！！！！｣
浅｢ふふっ………(笑)
それだよ、それ。(笑)Aはそうでないとな！｣
そう言って、頭をツンと指で突っつかれた。
浅｢明日も早いんだから、さっさと部屋に戻って寝ろ！｣
そのまま 背中を押された。
浅｢おやすみ、また明日な。｣
｢せんぱい、、、｣
向こうに帰っていく浅野先輩の背中は 少し寂しそうに見えた。
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橙緑(プロフ) - わからないのは当たり前だよ。 (2019年9月21日 1時) (携帯から) (
レス) id: 998ae028aa (このIDを非表示/違反報告)
ハニーレモン - 移行おめでとうございます。これからの二人の行方も気になります。何も起こらなければいいんだけどなぁ。 (2019年5月24日 23時) (レス) id: 74ed2de143 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まな | 作成日時：2019年5月24日 9時
