6話 ページ8
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ー数週間ー
｢A〜そろそろ出るわよー！｣
｢うん！今行く！｣
今日は待ちに待ったアカデミーの入学式!!
主要人物が入学する年じゃないから残念ながら知ってる人はいないだろうけどアカデミーに入学できるだけ嬉しいから楽しみだなー！
私はお母様が待っている外まで走って出た。
そして2人でアカデミーへと向かった。
実は私の家アカデミーに行くのに結構時間がかかるんだよね…
うち木の葉のちょっと端っこの方にあるからさ…
そんなこんなで30分くらいで着いた。
え？早くないかって？？気にしない気にしない( '-' )
私とお母様はそのまま入学式に参加した後資料を貰い今自分たちの家に帰ろうとしていた。
あ！せっかくだからイタチ君に報告したいな…
お母様に先に帰っててもらおう！
｢お母様！｣
｢どうしたの？A｣
｢私入学した事イタチ君に言いに行きたいから先に帰ってて！｣
｢えぇ、気をつけてね(ﾆｺｯ｣
｢うん！｣
私は木々に包まれた手裏剣の的がある演習場へと走って向かった。
ー演習場ー
ｼｭｯ、ｶｶｯ
あ！手裏剣の音がする！イタチ君かな？？
せっかくだし驚かしちゃおっかな((
私は気配を消しながら木の影を伝い、徐々にイタチ君らしき人影へと向かっていった。
そこで人影の近くへ行ってみて気づいた。
あれ？イタチ君あんな髪短くなかったよね？？
しかも天パじゃなかったし…てことは、
私はさらに近づいた。
するとその人影に
｢誰だ｣
と声をかけられた。
あ、もう声で分かっちゃった…
あの人はシスイさんだ！！！
いやああああああ生シスイさんだぁぁぁ！
てかどうしようこの状況……とりあえず前に出るか！
ｶﾞｻｶﾞｻ
｢！…こんな所に来てどうした？？迷子か？(ﾆｺｯ｣
シスイさんはいつもイタチ君に見せている笑顔で対応してきた。
どうやら私のことを迷子の幼児(?)だと思っているらしい。
｢違います、人を探してて｣
｢おぉそうかそうか！そういう事ならお兄ちゃんも探してやるよ！｣
｢良いんですか!?ありがとうございます！えっと…｣
｢うちはシスイだ！(ﾆｶｯ｣
｢シスイさん！私はAと申します！｣
｢…Aか…彼奴が言ってたのと同じ名前だな…で！探してるやつってどんな奴なんだ？｣
｢えっと私と歳が近くて顔に皺があってシスイさんと同じうちは一族の人なんですけど…｣
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作者名：うちはミジンコ | 作成日時：2021年9月18日 22時
