近づかないで！！！！！！

＊ ページ28

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松村side







「松村さん、雑誌のこと聞いてますか？」


「あぁ、ゼクシィ？」





仕事帰りの車の中、マネージャーに聞かれた言葉にきぃマネのかじちゃんから貰ったメールを思い浮かべた





俺とAにきたゼクシィの特別グラビアの仕事





まぁ、交際を公表した時にこんな仕事も来そうだななんて何処か思ってた自分もいたが




まさか、ゼクシィからとはね





さすがに驚いた





「いやぁ！楽しみですね！」





マネージャーはほんとに楽しみなようで声を弾ませながら言った




俺はそうですね〜なんて空返事をしながら
今日Aのこと家呼んでたよね？なんて頭の中で1人確認をする







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＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿
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家に帰ればリビングの電気が付いていた。





あ、やっぱり呼んでたか…





リビングをそっと覗けばソファでブツブツ何かを言いながら何かを見ている様子のA






後ろからそっと近寄り、背もたれの後ろからAの耳元で囁く



「何見てるの？」


「っ！！！！！！」







ビクゥゥッ！っと肩を大きく揺らし後ろをゆっくり振り返るA





若干涙目になってるところがなんとも愛おしい








「、、ほく」


「ただいま、何見てるの？」


「あ、えっと、おかえり…？えっと、」







しどろもどろになるAが手に持つ雑誌を覗き込むとそれは…







「ゼクシィ？」


「うぅ、///」







恥ずかしいのか雑誌で顔を隠すA


俺とのゼクシィの撮影を全力で意識してるのが丸わかり






「えっと、、オファー貰ったのに、分かんないの失礼だなって、えっと、」






一生懸命に言い訳してるAは滑稽で、でも可愛い




「そんなの、自然体でいいだろ。向こうはきっとほくらぎであることに意味を持たせたいんだと思うよ」





"だから、俺との結婚式を想像すれば大丈夫だろ"






なんて頭を撫でてあげれば
顔をこれでもかと真っ赤にするA




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マネージャー空返事してごめん、
思ってる以上に楽しみだわ








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