近づかないで！！！！！！

＊ ページ21

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「あぁー！はやく同棲したい！！！」


「えぇ、やだよ」









なんで？なんて顔を見てくるほく







今日ちゃんと目を合わせてきたのなんだかんだはじめてじゃない！？









途端に顔に熱が集まりだす









「ねぇ、なんで？なんで、はやく同棲したくないの？」





教えて？なんてあまーい声で聞かないでよ…









「……ほくと毎日一緒なんて、恥ずかしくて死んじゃいそうだもん」









両手で顔を隠してそう言えば、
腕をひょいっと退かされてまたほくと目が合う







「かあい」







ほくがふにゃっと微笑んで、チュッと短いキスをおとしてくる







今度は優しくて甘いいつものキス









「でも俺、一緒にいる時間もっとないと、今日みたいにパン屋になっちゃうんだけど」



「…じゃあ一緒にいてもパン屋になっちゃう私はどーしたらいいの」








そう言えば、ふふっと笑うほく








「だから、俺と一緒にパン屋営もうよ」









.









意味がわかんない会話だ。





それでも、甘くて蕩けそうな空気に
頭が酔いしれてくる









.








.









.









「俺、重いからさ…ごめん」





ほくが不安の色を目に宿しながら言った

そんなのずっとあなたに恋をしてきたから知ってるのにね、





「私も重いからだいじょーぶ」




そう言えば、不安の色はなくなって
今日開店したパン屋は無事閉店したようだった









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