【鬼滅の刃】皆さん、お変わりないようで。其の弍 (ページ48)

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78話　そうしろページ48

『アハ、ハハハ......お、おいしいよネーすき焼き。私も好きだヨー(震え)』

「そ、そうか！俺もすき焼きは好きだ！」

『うんそれさっき聞いた』

どっどうしたよ炭治郎........(心配)

さっきからシリアス雰囲気にしてそれを自分で壊してるぞ良いのか........？？

なんだか様子の可笑しい炭治郎を見て、少し眉を下げる。ちょ、いつもしっかりしてるからこそ調子悪そうだと心配になるじゃん。

どったの炭治郎.....？ねえ話して良いよ相談乗るよ？

『.......んー？あれ、炭治郎なんか顔赤い？』

私がスッと近づいて覗き混むと、仄かに赤い(ように見える)炭治郎の顔。
いや別に知らないけど。私の気のせいかも知れないんだけど。

え、でも熱あるなら絶対安静だよね.......よし炭治郎話を聞かせてもらおうか(ニッコリ)

もしかして熱があるけど長男だから大丈夫って思ってる？謎の長男理論でいけると思ってるの？？？

それ止めてよ次やったら怒るからね！
そんなんが理由で無理されちゃたまったもんじゃないんだよこっちは。

「いや、熱はないよ。ホントだ。少し寒くて顔が赤くなってしまったんだ、気にしないでくれ」

『ええ、でも......』

「大丈夫だよ、信じてくれ。ほら、もう赤くないだろ？」

なんともないと言い張る炭治郎だけど、心配なのは心配だよね。

だって炭治郎は無理ばっかりしてたし。多分、今もしてるし。
いっつも、長男だからって我慢するんだから........私の方が、前は一つ年上だったのに。

『なら良いけど.......あ、もう家だ。んじゃまた明日ね！炭治郎！』

「ああ、また明日」

家に着く前に炭治郎を振り返り、笑いかける。
は？なに、私の笑顔なんて見たくない？お前ぶち殺すぞ黙っとけ(キレ)

炭治郎も優しく笑い返してくれて、そのまま別れる＿＿＿＿＿＿＿＿と思ったけど、そうはならなかった。なぜなら、炭治郎に呼び止められたからだ。

何々なんなの炭治郎.......！？
びっくりしたじゃねえか驚かせんなよ！！さっきから心臓に悪いって言ってんだろ！？(必死)

「あ＿＿＿＿＿＿＿いやその、な、長生きして幸せになるんだぞ！Aー！」

『えっ？あ、うん！炭治郎もねー！』

一瞬コイツなに言ってんだとか思ってしまったのは心の底にしまっておこうと思う。(そうしろ)

「(.....伝えようとしたこと、バレたか？

　でも心配してくれたし、脈なしってわけでは.....ああ、ドキドキするなぁ)」