【鬼滅の刃】皆さん、お変わりないようで。其の弍

57話　お願いですからぁ！！！ ページ20

『ど、どどどうしたの？お礼なの！？ホントに！？』

「あの、本当なので落ち着いて...｣

『うわぁぁぁありがと！嬉しい！！涙出ちゃう！！』

「えっと、ハンカチありますよ.....？｣







ズザザッと弟君の所に行って抱きつく。....おい今変態とか思ったやつ、後で覚えとけよ。

でも弟君は優しい。引くどころかハンカチを出してくれる。もうしゅき.....ねぇお姉さんと恋人になろ？？大丈夫、悪いようにはしない(危険)



呼んでくれた男子にちょっと引かれてるような気がするけど気にしなーい。世の中気にしたら負けだよね！！







「それで、ずっと考えていたのですが思い付かなくて....。なにか、お役にたてることはありますか？｣

『私とお付き合いして.......じゃない、剣道部に入ってください』

「あの今なんと？｣







今度はすこーし不審な目で見られたけど大丈夫。まだ変態だってバレてない(バレてる)

大丈夫、弟君は純粋だから！(そういう問題じゃない)


.......というか私はいつまで弟君って呼ぶつもりなんだ。いや名前聞けよ！誰に怒ってんだよ私だよ、頭おかしいだろって？！

それな！！！(え)








『よし。弟君お名前は？』

「煉獄千寿郎です！お姉さんのお名前はなんと言うのですか？｣

『菅野Aだよ！よろしく千寿郎君！』







素敵な名前ですね！

そう言って笑う千寿郎君を見て膝から崩れ落ちる。無理尊い.....ありがとう千寿郎君。多分今膝の皿割れた(確信)けど幸せだよ。






「千寿郎さん、まだ終わりませんか？そろそろチャイム鳴りますよ｣

「あっ、そうですね！｣






すると、今まで千寿郎君の後ろに待機していたらしい男の子が顔を出す。

ん〜、なんか可愛い系ボイスの子じゃないですか？誰？と、単なる好奇心でそっと後ろを見る。




....なんとなくわかってたけどね？聞いたことがある声してたもん(適当)









「待たせてしまってすみません正一さん。では、教室に戻りますのでまた休憩時間に....｣

『そっちの君！君もお願い剣道部に入って！！』

「えっなんですか？あの、頭は大丈夫ですか？｣







もうカッコすらつかなくなっちゃった。


大丈夫だから！皆そんなに心配しなくても私の頭は正常だから！！黒死牟センパイも千寿郎君も会ったばかりの正一君も、安心して！？！(切実)








『お願い！！ホントに一生に....50回ぐらいのお願い！！』







この時の私は、どこぞのタンポポに似ていたと後に目撃者は語る。

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