395話 とうとう ページ32
私の気が抜けたからなのか、途端に能力はとけ見えない箱は消えてしまう
仲間たちを守っていた空間はなくなり
多少混乱している無一郎君たち三人も、なんとか攻撃を避けつつ動き出す
______体が縦に半分に割られても、鬼になれば生き永らえることができるのだろうか?
私は、未だに玄弥君をどうすれば助けられるのかばかりを考えていた
どうすれば私は、念を使わずに玄弥君を助けられるというの?
まず第一、そんなことできる?
こんなことばかりを考えて、上弦の壱の鬼を倒せるの?
次々に浮かんでは消えていく疑問だが、私の体は何故か動きを止めることがなかった
......それはまるで
私が止まることは許さないとでも言うように、誰かが私の腕を操り動かしているような感覚だ
『無一郎君......少し、頭を下げていてね』
「っ......A......!?」
″存在の呼吸 壱ノ型 破壊の剛拳″
驚くほど速く間合いに入り込んだ私に、相手の鬼も戸惑っているのがわかる
なんだろう、どうしてさっきはこんなに早く動けたの?
しかしそんな疑問も吹き飛ばされるほどに、場は緊迫を極めていた
.........鬼の動きが止まる
メキメキと成長して鬼の体を蝕み始めたこの植物は、玄弥君の血鬼術だろうか
「オラァァァ!!早く死ね!ゴミ野郎ォがァァ!!」
ガキィンッ
不死川さんも続いて、その刃先を鬼の頚へとかける
私は、その間に無一郎君の刀がいつの間にか赤く変色していることに気がついた
_____勝ってやるよ、絶対に
なにがなんでも、この鬼の頚を斬らなければ
「南無.....阿弥陀仏......!」
ドォォン
最後に、悲鳴嶼さんの日輪刀である鉄球が鬼の頭へと振り下ろされ
......そうしてようやく
上弦の壱の首が、その体から落ちて行く
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セブンス・エイカン(プロフ) - キメツ好きさん» 好きですか!本当ですか!?(喜)無一郎君はできれば助けようと思ってます、コメントありがとうございます.....!じゃんじゃん(?)救済して行きますよー! (2020年6月22日 22時) (レス) id: b773bec88c (このIDを非表示/違反報告)
キメツ好き - はぁぁぁ泣けますね.....やだ好きです.....()御館様もしのぶさんも助かって良かった!!玄弥くんは.....悲しいけど.....無一郎君は助かるんですかね?救済してください!お願いします! (2020年6月22日 17時) (レス) id: b2fc3cf6a1 (このIDを非表示/違反報告)
セブンス・エイカン(プロフ) - 中トトロさん» ありがとうございます!面白いと言ってもらえて嬉しいです!更新頑張りますー! (2020年5月21日 7時) (レス) id: b773bec88c (このIDを非表示/違反報告)
中トトロ(プロフ) - 続編おめでとうございます!とっても面白いです!これからも更新頑張ってください!楽しみにしてますよ! (2020年5月20日 23時) (レス) id: b4064f663e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:セブンス・エイカン | 作成日時:2020年5月17日 20時