【ONE PIECE】唯一無二の彼女は美しい (ページ45)

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一瞬で建物が破壊されるのを目の前で見たナミは声が出ず驚いていた

ナミ「……」

バギー「まさにど派手っ！！！
下手な町なら一発で消し飛ばす代物だ！！！
こいつと俺の悪魔の実の能力で俺は＂偉大なる航路(グランドライン)＂をも制してやるっ！！

さァ撃てナミ！！
お前の元親分をこのバギー玉で消し飛ばし俺様への忠誠心と共に世界を制す大いなる野望をここに誓うのだ！！元親分を派手に殺してみせろ！！」

バギーにそう言われるとナミは冷や汗を流しながら焦っていた

ナミ「あいつを殺す…！？私が…！？
い…いえ！！バギー船長私は結構です…！！
それより…そうだっ！お酒っ！お酒を飲みましょう！！あんな奴ほっといて！！」

ナミは自分の計画通りに進めるためにバギーを誘導しようと話をそらすが

バギー「やれ」

ナミ「え…」

計画していたのと予想外な展開になってしまいナミは固まってしまった

「やれやれーっ景気よくブッ放せェ！！」

「撃ーてっ」
「撃ーてっ」
「撃ーてっ」
「撃ーてっ」

笑いながらコールし盛り上がっているバギー一味
ナミは焦り冷や汗を流して考えていた

ナミ「(…まいった…こんな事なるなんて…これを撃たなきゃ私はきっと…殺されるわ…でも、いくらこいつが海賊だからって…むやみに人を殺せば私も海賊と同類じゃない！！！)」

ルフィ「……」

なかなか点火しないナミ向かって大声で言う

バギー「ナミ！！！しらけさせんじゃねェ
早く点火しろ！！！！」

ナミ「っ！！」

マッチを持っている手が自然と震え出したのをルフィは見てナミに話しかける

ルフィ「手が震えてるぞ」

ナミ「！」

ルフィ「途中半端な覚悟で海賊を相手にしようとするからそうなるんだ」

ナミ「……！！覚悟って何よ人を簡単に殺して見せる事がそうなの？それが海賊の覚悟…？」

ルフィ「違う自分の命(・・・・)を賭ける覚悟だ！！」