【ONE PIECE】唯一無二の彼女は美しい (ページ37)

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ルフィは食料が入った袋を持ちセナも歩き出すとリカが服を少し掴んだ

「お姉ちゃん…気をつけてね……」

貴女『え…』

「お姉ちゃんが海賊でも…私無事を祈ってる！」

貴女『ありがとう』

セナは微笑みリカの頭を軽く撫でてルフィの後ろを歩きコビーと視線を合わせる事も一言も話さずに店を出ようとする

コビー「……！！」

「君も仲間じゃないのか？」

コビー「え！僕……僕は……！！」

コビーはそれから何も言わなかった
セナ達は無言で店を出ようとすると

「待ちたまえ君達！！」

そう言われセナとルフィは振り返りルフィが口を開く

ルフィ「俺らこいつが今まで何してたか知ってるよ」

コビー「(ルフィさんっ！？まさか！！！)」

ルフィは持っていた袋をセナに渡し両手でジェスチャーをし始めた

ルフィ「こーんな太った女の海賊がいてさァ
何つったかな？」

コビー「ルフィさんっ！？
(海賊船に居た事がバレたら…海軍には入れなくなっちゃう！！)」

ルフィはコビーの前まで歩き出して止まる

ルフィ「金棒なんか振り回しちゃって何だかイカついおばさんなんだけど、こいつその女海賊の所で2年間も…」

コビー「(やめて下さいよ！！やめて下さいよ！！ルフィさんっ！！)」

バキッ！！！
コビーはルフィの頰を殴るとルフィの麦わら帽子はセナの足元まで飛びセナは拾い二人の様子をゾロと見ていた

「「「…！！！！！」」」

当然周りの人達は驚くがセナとゾロは少し笑う

貴女『ふふっ…』

ゾロ「…」

ルフィ「やったなぁこのヤロォ」

コビー「っ！！」

次にルフィがコビーを殴ると二人は殴り合いを始めた

「やめたまえ！！！
これ以上この町で騒動を起こす事は許さんぞ！！」

ルフィはまだ殴って居たのでゾロがルフィの服を掴み止めた

ゾロ「やり過ぎだ、その辺にしとけ」

「君らが仲間じゃない事はよくわかった！！
今すぐこの町を立ち去りなさい！！！」

貴女『はいはい、ルフィ行くよ』

ルフィ「ああ」

セナはルフィに麦わら帽子を被せコビーを見て二人は笑い出て行った