理不尽クソ幹部から逃げるだけ.3【wrwrd!】

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「再来週、相手は＊＊国。此処との関係性は浅く何故呼んだのか不明だ。主催はそこの王女様で、他国からも有権者が沢山来る。うちはいつも男ばかりでそれなりの結果しか出せないからお前に来てほしいんだ」

『不明って、他国からも来るならどうして此処に違和感を持つんです？』



ぱっ、と見れば目を見開く書記長。隣でくすりと笑うオスマンさん。

そして嬉しそうに顔を歪める総統が映る。


だって、明らかな違和感。





「そうだな。呼ばれた国は＊＊国と親しい国ばかりだから、うちだけが少し特殊なんだ」

『……なんか、喧嘩売るつもりなんかな』

「だろうな。何を仕掛けられるかわからない」




知らん奴は誰も信用できん、ってことか。刺客がいるかもしれんし。


「パーティーには毎回幹部が数名出席するんだ。今回は違和感無くパーティーを終わらせる為いつも通りの人数で向かう。」




トントンさんがちらりと視線を寄越してきたので目を合わせれば顔を真っ赤にして逸らされた。

こいつ失礼やな。


「お前は初めてやからパーティーの主役は当然お前だ。女はこっちがなんとかしとくから出来るだけ他国の男誑かして来い」

『人聞きの悪い事言わんといてくださいよ』


「Aと我々国最高権力者である俺が我々国の主役になるな」

『……』



「A、俺にエスコートさせてくれるか？」

『すみませんときめかないっす』

「チッ」

「やめろや主役が汚い会話すな！」

「ふふwwまあ、それでエスコートして、その後ろをついてくるのが…トントン、」

「オスマン、大先生、ゾム、コネシマ、チーノやな。」

『だいぶ、戦力削りますね』

「まあな。今回のパーティーは大きいものだし、それに……まあ、お前も来たらわかるさ。」



さ、と総統が手を引く。またようわからんところに通されるんとちゃうよな、と冷や汗を流した。

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