理不尽クソ幹部から逃げるだけ.3【wrwrd!】

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Aside


奇妙な程順調に毒に慣れ始めている。

流石に強めの毒になると未だに体の一部が昨日しなくなったり気絶する程の酷い症状に見舞われるが、それでも最初よりか慣れている。




だが、偶に来る欲求絡みの奴はうざったく嫌いだ。

食的な欲求や睡眠に関する毒の時は断食させられたり一切眠らせてもらえなかったりとかが一日中あったが、それよりも性的な欲求には此奴らしつこい。

慣れる訳ねえだろ、という程の強い毒を入れられた後後ろで手を縛られる。



ついでに足も縛られ一日中総統の目の前に転がされた時は本当に殴ってやろうかと思った。

こっちは気が気じゃなく息をするのもずっと苦しいのに、構って来た時には私より甘ったるい声で誘う訳だから本当に、本当に、『お前自分の顔鏡で見て自覚しろイケメン！！』って叫んだ事もある。



総統より歪んでるのがオスマン。もう此奴ら死んだ方がいい。

快楽に関連付けた拷問は皆弱いめう〜とかなんとか言って私に拷問をする。いや拷問されるような覚えはないんやけど。


毒が回った私の体を散々触りまくった挙句抱こうとしたので噛み付けば、にたりと笑って「辛いめう？本物はこれの10倍くらい辛いで？俺に拷問させんように、良い子にせなな？」と言った。

ひゅっ、と喉が鳴ったがこれが私唯一の安心材料。
私はまだ処女だ。



こんな頭可笑しい奴から逃げ切っている私は強い。

そうオスマンさんに弄られる中そう強く思う。いやこの変態どうにかして？




そしたら終わった後頭撫でて抱きしめて甘やかすこの二人に騙されてはいけない。

次の時レベルが高くなってるから信用したらあかん。





「ん、Aグルッペンから呼ばれとったで。」

『ゾムさん…今まで、お世話になりました』

「死なんて、大袈裟や大袈裟。少なくとも今回は」


笑って言いますけど大袈裟なんかやない。

最近は辛いの続きやもん。前片目見えんくなったとき割と焦ったもん。

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