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「____________ふはっ」
ガキンッ！
先制はシャオロンさん。
物凄いスピードで私を叩きつけようとして来た。
それを、私が跳ね返すのを"わかっていた"のだろう。
力任せの大振りの後で私と間合いを詰める。
こっちとしてはもう手合わせどころじゃない。
こんなの、弱肉強食の世界に放り出された兎と、そこでずっと生き延びて来たライオンが戦うみたいな、
そんなのあっていい訳ない。
カキンッ！
…でも、
私も一般市民を殺してるんだよなあ。
何人も、もう訳がわからなくなる程度には殺してる。
そんな私を誰が許すのか。
罰を受けるべきは私なのだ。
『…って、』
そんなの考えたって私は最初から罪人だ。
誰が罰なんて受けてやるかばーか、
ハンッ、いいし罰でもなんでも逃げたるわアホ！
素直に黙って国の為働く程良い子に育った覚えはありません！残念でした！
カンッ、
「ほんま身軽やな」
『サルや言いたいんですか』
振り下ろされたシャベルを後ろに避けてからシャオロンさんの横へ間合いを詰める。
貰った！
と思ったがまあ幹部。
横に振られたシャベルを上へ飛んでかわし、そのまま勢いで落ちながらシャオロンさんに剣を容赦なく振る。
「隙だらけ」
『てっ』
剣を弾かれ、ああ、死んだなって思えば痛みは無く、変わりにふわっと蜂蜜みたいな香りがくる。
なんだ？と思えばああこれ紳士のシャオロンさんが抱きとめてくれとるんか、と気付く。
「下手くそやな、適当に振りすぎやしアホちゃう？」
『耳赤いですよ』
「ザコやわ、最初弾いたんよかったけどどっちかって言えばお前吹っ飛ばされてたやん」
『耳赤いですよ』
「……気のせい」
『はい』
べしり、と叩かれる。
いや、だって耳真っ赤にしながら何事もなさそうな顔しとるっていじりたくなるやん。
貸して？と言われたので潔く貸せば切り方を教えてくれる。
真っ直ぐに力を入れろ、だとか力み過ぎると変な力が加わるから、とか言われる。イケメンか。
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チンアナゴ(プロフ) - 88で呟きを聞いている人って誰なんですかね…？それともこれからのお話で明らかになるやつですか？ (2020年1月4日 10時) (
レス) id: 8599bbc4dc (このIDを非表示/違反報告)
あこ(プロフ) - もう........尊とすぎて語彙力が....次も楽しみです！！がんばってください！！！ (2019年12月8日 10時) (レス) id: 8776df8bdd (このIDを非表示/違反報告)
壱(プロフ) - 闇鬼星さん» お気遣いありがとうございます。被害者出ない程度で悶えてもらえたら嬉しいです。 (2019年12月8日 9時) (レス) id: 58d763e253 (このIDを非表示/違反報告)
闇鬼星(プロフ) - 更新お疲れ様ですぅ…………ゾムさんが可愛すぎて悶えて妹にライダー○ックしてました( '-' )頭痛くならないほどに更新頑張ってください……超絶応援してますですはい (2019年12月8日 8時) (レス) id: a2f6134a7d (このIDを非表示/違反報告)
壱(プロフ) - かるたさん» 嬉しいですが痛いので倒れないでくださいね。 (2019年11月28日 4時) (レス) id: 58d763e253 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：壱
| 作成日時：2019年11月4日 16時
