____キライ ページ20
『ただいまぁー』
私は戸を開けて屋敷に足を踏み入れた。
そしてひろい屋敷をぐるぐると歩き回りながら黄色い男を探す。
私の手元には善逸の大好きなお団子
『むいくんと甘味処楽しかったなぁ』
独り言を呟きながら善逸を探していると 炭治郎の姿が目に入った。
『たんじろー』
炭治郎「ああ、さあや。おかえり」
炭治郎「楽しかったか?」
『うん!すっごく楽しかった!』
『善逸知らない?』
炭治郎「あぁ...えーと」
炭治郎「し ら な... い」
あらら炭治郎くんすごい顔
嘘ついてるのバレバレだよ
てかいつも思うけどどうしたらあんなに綺麗な顔がこんな酷い顔になるんだろう
『どこにいるか知ってるんだよね炭治郎くん?』
炭治郎「しらない!本当だ!」
だからバレバレだって!
じっと耳を澄ましてみるが
生憎 、私は善逸ほど耳が良くないもんで、近距離まで近づかないと人の心音を聞き分けることが出来ない。
『ホントのこと言ってよもう!!』
炭治郎「いや..」
『...禰豆子ちゃんに あ の コ ト 言っちゃってもいいの?』
炭治郎はわかりやすく顔を真っ青にし、わかったからそれだけは勘弁してくれ、と頭を下げた
...私炭治郎の弱みをひとつ握ってしまっているんです
え、知りたいって?
あのね、この前ね...「さあや!」
ハイハイわかったわかった言いません!
炭治郎「善逸、すまない。」
そう一言炭治郎は呟いてから庭の木の後ろの草陰から善逸を引っ張り出した。
善逸「ちょっと炭治郎!?!?」
善逸はさっきまで泣いていたのか目が少し腫れていて鼻水をだらだらと垂らしている。
炭治郎「善逸、隠れたって何にもならないだろ。ちゃんとさあやと話し合うんだ」
そう言って炭治郎はどこかへ行ってしまった。
しばしの沈黙
善逸「...なの?」
『え?』
善逸「好き...なの?」
善逸「ほら、あの人のこと」
『あの人って...むいくん?』
そう言うと善逸は俯いてしまった。
何言ってんの、善逸。
そんなの聞かなくてもわかるじゃない
『好きだよ』
善逸「えぇっ!?あっさりすぎない!?そんなにすぐ認める!?こっちにも心の準備ってものがありましてね!?」
善逸「いやわかってはいたけどさ、うん。だろうなとは思ってたけどさ。心が痛いねぇ、、、ああ、泣きそう。」
『...何ひとりでブツブツ言ってんの?』
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花炭 - ツンデレ可愛い! (2020年4月6日 7時) (レス) id: 1204e3a38d (このIDを非表示/違反報告)
藤 - リクエスト面白かったです!!続編も頑張ってください!! (2020年3月7日 15時) (レス) id: 236dcf4985 (このIDを非表示/違反報告)
禰豆美(プロフ) - 珠那さん» 好きです、ありがとうございました!私の無茶ぶりを聞いてくれてありがとうございます!これからも頑張って下さい!!!!!!! (2020年3月6日 13時) (レス) id: c88b5278bc (このIDを非表示/違反報告)
珠那(プロフ) - アイリさん» ありがとうございます!!すみませんこのコメントとても嬉しいのですが、ツボに入ってしまって1人で早朝から笑ってますw 火雷神...最高の褒め言葉です(は)さあやちゃんの事も推してくれるなんて...ありがとうございます!!!ご期待に添えるよう頑張りますね^^ (2020年3月6日 6時) (レス) id: 585395257d (このIDを非表示/違反報告)
アイリ(プロフ) - 応援してます!!頑張ってください!!(頭おかしくてすいません…本当に面白いですっ!) (2020年3月6日 0時) (レス) id: 9994b3068f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:珠那 x他1人 | 作成日時:2020年1月29日 22時