我妻クン は 予約済み【我妻善逸】

____キライ ページ16

(さあやside)


炭治郎「さあや、すごく似合ってるぞ！」


そう言って褒めてくれる炭治郎。

さすが長男！


普通に嬉しくてにやにやしてしまう。


伊之助「いーんじゃね」


うん、伊之助にしては褒めてくれた方だね

しかもそっぽ向きながら。

今猛烈にその猪を取ってお顔を拝みたいよ。






そして、善逸はというと？



善逸「...」



いや、真顔やめろ真顔。

え、ひどくない？なんか言ってくれても良くない？


炭治郎「善逸？どうしたんだ？」



善逸「はっ！？なに？何が起きたの？」


『どう？』


もう1回聞き直したのに、


善逸「別に」


そう言って目を逸らしてしまった善逸。


『何よ別にって！感想何も無いわけ！？』


善逸「キモノカワイイネ！」


『今着物って強調したね？さあやちゃん泣くよ？泣いちゃうよ？』


善逸「...」




『なんか言えよ！！！！』





可愛いって、


善逸なら言ってくれるかなってそう思ったのにさ




善逸「これが禰豆子ちゃんだったら可愛かった」


って はぁぁぁあ！？！？


禰豆子ちゃん可愛いよね わかる すっごいわかる。天使だよね？


でもさ、今は私じゃん！？


ちょっとくらい私を見てくれても良くない！？


『ハイハイ、私は可愛くないですね』


こんなんなら見せなきゃよかったわ！！！


そう思って立ち去ろうとした時、



炭治郎「善逸、その言い方は良くないぞ」



そうだそうだ！！

炭治郎 言ってやれ！


炭治郎「自分の気持ちには素直でいるべきだ」


そう炭治郎が言うと善逸の顔が真っ赤になった。


え？

どーいうこと？


伊之助「俺様はわかるぜ！紋逸は嘘ついてやがる！」


善逸「なっ？余計なこと言うなよ！」


未だに顔の真っ赤な善逸が伊之助に怒鳴った


『善逸？』


善逸「ああ、もううるさいな！可愛いとか思ってないよ！？全然！」


顔を真っ赤にして目を逸らしながら言う善逸。


...嘘の 音がする。

ってことは、、？


『可愛いって、思ってくれたの？』


善逸「はぁ？話聞いてた？可愛いとか思ってないって言ってんの！」


嘘の音がまた強くなって

だんだんと自分の顔が熱くなるのを感じる。




『善逸、まだ時間あるから、街 行こ。』

そう言って善逸の羽織の袖を引っ張れば、



善逸「別にいいけど」


そう言ってまた目を逸らした善逸からは

嬉しそうな音がした。





仲直り/ツンデレ善逸推します

____スキ→←____スキ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す