我妻クン は 予約済み【我妻善逸】

____スキ ページ15

(善逸 side)


さっきから伊之助の様子がおかしい


普段の伊之助からは考えられないくらい慌てている


伊之助「だから、俺様の屋敷に知らねぇやつがいるんだって！」




いや、お前のじゃねぇよ。 俺たち お邪魔してる側な？

って突っ込みたいところだけど今は伊之助の言っていることの方が気になる。



炭治郎「他の鬼殺隊員が来たのかもしれないぞ？」


善逸「でもさあ、ひささん何も言ってなかったよな」


炭治郎「どんな人なんだ？」



炭治郎の言葉を聞いた途端 伊之助が固まって動かなくなってしまった。


善逸「どうしたんだよ？」


たまらなくなって聞けば、はっとしたように伊之助が喋りだした。



伊之助「女で、なんかすっげー存在自体がほわほわする奴だ」



...存在自体が ほわほわ？


炭治郎「すまない 。伊之助、俺にはよく分からない」


炭治郎、わからないのお前だけじゃねぇよ 俺もだよ


とりあえず今の情報でわかるのは 女の子ってだけか..


善逸「おい、伊之助、その子可愛いか？」


伊之助「可愛いって具体的にどういう奴だ？」


ダメだ、こりゃ。


いっちばん大事なことなのにさ


伊之助「ああ！あと、着物着てたな！お前の頭みたいな！」


そう言って俺の頭を指さす伊之助


炭治郎「善逸の頭...？」


善逸「ヤダ 運命かも！！」


『あ！いたいた！』




ふと、聞き慣れた声がして振り返る。



え、



誰？



『もう〜、伊之助なんでさっき急に居なくなったわけ？』



伊之助「コイツだ！この女だ！」







え...これ え？



音と声でさあやだってのは分かるけど



え、









可愛すぎじゃない！？！？！？！？


え！怖いくらい可愛いんだけどぉぉぉぉ！？


炭治郎「この匂いは...さあやだ」


炭治郎「え、本当にさあやなのか？」



『そうですけど...。』



伊之助「お前嘘つくな！さあやはこんな女っぽくねーぞ！」


『いやさあやだわ！今日の任務のために着物きただけですー！』



ほんと失礼なヤツら！って頬を膨らませてるさあや。


え、可愛すぎ。 いやいつも可愛いけど今日は100倍くらい可愛い。



『どうよ？似合う？』




そう言いながらくるっと回ってみせるさあや


ちょっと、可愛すぎて直視が難しい。


『これね、善逸の羽織りと髪の毛と同じ色なんだよ』


えへへっていつもの笑顔で言われたら

こんなの耐えらんないでしょ。

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