我妻クン は 予約済み【我妻善逸】

____キライ ページ12

手足がガタガタ震えて上手く歩けない

いつもの廊下なのに何故か いつもより寒い気がする


ひんやりとした床の冷たさが

足先から伝わってきて思わず身震いした。



善逸「さあや！俺は本当にお前を恨むぞぉぉ！？なんなのもう！今日絶対寝れない！やだやだ！」


『...ごめん』


私も謝ることしか出来ない。それくらい怖かった。


私と善逸は炭治郎の話が始まって5秒後に同時に泣き出した。


話の中で言えば、


「ある日 山奥に住む少女が..」


この時点で泣き出した(


あれだけ余裕そうだった伊之助はと言うと

炭治郎の部屋で爆睡中だ。

話の途中で突然いびきをかいて寝始めたもんだから

その時ばかりは 神経を疑った


『ねえこの角怖くない！？てか部屋遠くない！？』


善逸「そんなこと言うから怖くなったじゃん！いつまでたっても部屋にたどり着かないのはどーゆーことなのぉぉ！？」


よくよく考えれば私たちの歩く速度が

かたつむり程度だったからだ。

そりゃいつまでたってもたどり着かない。


『ねえ先曲がってよね』


善逸「絶対無理！」



『たまには男らしいとこ見せてよ！』


善逸「今はまだそのときではない。」


『いつだよいつ見せてくれるんだよ』


善逸「てか元はと言えばお前のせいでこうなったんだからお前が先に曲がれよ」


『嫌だよ！見てよ！真っ暗闇だよ！？何がいるかわかんないよ！』


善逸「だから先に曲がれって言ってんの！！」



こんな時にまで喧嘩できる私たち。

ある意味すごいよね。



『じゃあ一緒に行こう！？』


善逸「一緒に1歩踏み出せよ！？絶対だぞ！？」



あまりにも部屋にたどり着くまで長いから省略するね(





『着いたぁぁぁぁ、』


私は自分の部屋のあらかじめ敷いてある布団にダイブする


道のりは長かった...。


善逸「お前はいいよな...。俺はここからもうひとつ先の廊下曲がんなきゃいけねえんだよ」


しかも1人で...ってやつれてる善逸



『え、何言ってんの？』



『一緒に寝ないの？』



...



...



...


善逸「おまっ、お前こそ何言ってんだよ！！」


顔お真っ赤にして飛び上がった 善逸

すごい 顔から湯気出てる


『え...だって私ひとりじゃ寝れないよ？絶対』


『この部屋が嫌なら一緒に善逸の部屋まで戻って寝る？』


善逸「そういう問題じゃないの！！俺が何かと我慢しなきゃなんないの！」



『？』


『よくわかんないけど...私善逸いないとやだ』

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