SnowManの女の子17

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ー菊池ー







菊池「マジでスゲーいい。あの曲」

「…嬉しいです」

菊池「メンバー全員感謝してる。マリウスも」

「マリウスさんが戻ってきて5人で披露したらもっと素敵になると思います」

菊池「俺もそう思う」

「……その」

菊池「？」

「じゅ、10周年、おめでとうございます」



俺だけにAが小さくだけど笑ってくれて、それがすごく可愛くてものすごく抱き締めたい衝動にかけられて右手を伸ばしたら横から制止する手と「触るな」の声は同時だった



渡「はいお前もう帰れ」

菊池「いや最後抱き締めさせてよ」

渡「そんなの誰が許すんだよダメに決まってんだろ」

菊池「頼むよしょっぴー」

佐「はーいAは照の後ろに移動しようねー」



なんなんだこの連携は

しょっぴーの腕を剥がそうと左手を挙げた時に本来の目的を思い出したと同時にAの短い声が聞こえた



菊池「これAに渡したいんだけど」

渡「俺ら経由で渡すならいいよ」

菊池「ふざけるな」



一瞬緩んだ隙を見逃さなかった。しょっぴーの腕から解放されて急ぎ足で照くんの後ろにいたAに、はい、と袋を差し出した。

受け取っていいのか分からない子供みたいなAは照くんを見上げて「風磨がAにだって。貰ってあげな」と言ってることはまるで父親。



菊池「急いで買ったからもしかしたらA持ってるかも。ごめんね」

「いやそんなこと…あ」

菊池「？」

「これ…」



袋から俺からのプレゼントの一つ、ポーチを取り出したAは目をキラキラさせてそれを見てた。え、もしかして本当に持ってた？不安になって様子を伺ってたら「これAが昨日欲しいって言ってたやつじゃん」と照くんがポツリ



菊池「マジ？」

岩「昨日ね、スマホで通販サイト見てたんだよね」

「うん」

菊池「なら良かった。気に入ってくれたら嬉しいよ」

「……」

岩「だって。良かったねA」

「ありがとうございます。菊池さん」

菊池「うん」

「大切にします」

菊池「…うん」



大 切 に し ま す



今の言葉がエンドレスで流れる

あぁやっぱり可愛い
すごくすごく可愛い




菊池「お願い。抱き締めさせて」

渡「佐久間」

佐「確保ーー！！！！！」




(頼む佐久間くん。Aを抱き締めたい)
(Aは無理だけど今ならこーじが…)
(無理)
(ちょっと！！風磨！！！)


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