クロトの微笑。

【11】 ページ12

藤「神父様ぁ...起きてくださーい....」




びくともしない





藤「...起きて....」




すると神父様は、こちらに寝返りを打って






北「..んっ...うっ...ムニャムニャ.....」




なんだか色っぽい声.....







鼻にかかってて、ちょっと掠れてて








ここに初めて来たときと同じように



風が吹いて、空いた窓からカーテンがぶわぁっと
広がり、太陽の光が俺の女神を照らした








そのとき




なぜか俺は....




その唇が欲しくなった






風の音と広がったカーテンに紛れて









俺は女神の唇に








そっとキスをした。









そして目が覚めた神父







北「んんっ.....あ.....誰....」

藤「あ、この間はどうも」

北「あ、藤ヶ谷さん！////」

藤「おはようございます」

北「お、おはようっ..ございますっ////」






ベッドの上に正座して
顔を真っ赤にして俯いてしまった







両手はグーの状態で両膝の
上に置かれた状態で






北「も、もしかして.....寝顔っ..とかって...」




もじもじしてる






藤「すごく可愛かったです」

北「....っ/////」





照れてる？





布団をバサッと被って
出て来なくなってしまった

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