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「 なんの話してるの？ 」
『 どの先生が1番良いかって話だ 』
「 何そのざっくりな説明 」
煙緋はまぁまぁ、と言いながら私に問いかけた。
『 お前はどうだ？…まぁ、ある程度予想は着くがな 』
「 ジン先生に決まってるよね 」
煙緋はやっぱり、というような表情だ。
一緒に話していた雲菫ちゃんは驚いた表情でこちらを見ていたが。
『 私、Aさんはてっきりタルタリヤ先生かと 』
「 いやいやいや、それは……無い 」
『 いつも仲が良さそうに話してるじゃないですか 』
「 仲が良い…… 」
雲菫ちゃんがそう話すのを聞きながら
煙緋は肩を揺らし笑いを堪えているようだった。
「 煙緋 」
『 いや……やめてくれ 』
『 どうかしましたか？ 』
「 雲菫ちゃんは何にも関係ないから大丈夫だよ 」
「 あ、そうだ。雲菫ちゃんはどの先生が好き？ 」
『 私、ですか。好き…と言うよりは
尊敬という意味では鍾離先生はとても素敵だと思います 』
「 確かに。人として尊敬出来るよね 」
『 ジン先生はどうなんだ？ 』
煙緋にそう言われ少し考える。
「 ジン先生も勿論尊敬してるけど
…ジン先生は尊敬を通り越して……愛 」
『 愛… 』
『 あぁ、あんまりこいつの言う事を
素直に受け取らなくていい。そういうやつだ 』
「 どういうやつ？ 」
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作者名：きゃと | 作成日時：2022年8月24日 21時
