。。。肆拾漆 ページ49
．
『ただいまー』
麻呂といろいろな話をしているうちに家に着いた
「お帰りなさいませ…！
とても遅くて心配しておりました…！」
玄関に駆け寄ってきたレント
相当焦っていたようだ
『だいじょぶ！だいじょぶ！』
「そうだぞ、狐殿、
この麻呂様がそばについておったのだからな」
ふふん、と偉そうにする麻呂
ったく、調子のいいやつめ
「体もこんなに濡れてしまって…」
『雨が降ってきちゃってよ〜、
びしょ濡れだぜー！』
と、笑うとレントも少しずつ安堵の色が戻ってきた
「大丈夫、そうですね…」
『あぁ！
帰り、楽しかったしな！麻呂！』
「うむ、とても有意義な時間を過ごしたぞ」
仲良く話す俺と麻呂を見て、レントは不思議そうな顔をする
「何か、あったのですか？」
『ん？いや、別に！』
「大したことは無かったぞ」
「そうですか
二人が仲良くなれたようで良かったです」
ふふ、とレントが微笑むと、俺と麻呂もつられて笑顔になる
『じゃ、今夜は三人で話しまくるか！』
「それは良い提案じゃな」
「はい、とても良いと思います」
そのとき誰かがコンコンとドアをノックした
『ん？』
ドアを開けるとそこに居たのは、
「よぉ」
ルトだった
『ルト！どうかしたのか？』
「いや、お前、これ忘れただろ」
そう言ってルトが取り出したのは俺の携帯電話
『あ、思い切り忘れてた』
「落ちてたから届けに来た
それだけだから、じゃあな」
ルトは携帯を俺の手に握らすと、踵を返した
『待てよ！
ルトも一緒に話さねーか？』
「え、ちょっとご主人、何言ってるんですか」
「狐殿、たまには良いではないか！」
「話すって何を話すんだよ」
『まー、いろいろ！な！入れよ！俺ん家！』
レントは嫌そうな顔をするけど、本当に嫌がってる感じがしない
こころなしか少し嬉しそうにも見える
「ちっ、仕方ねぇなぁ」
こうしてルトも家に招き入れ、俺たち四人は朝までずっと話していた
．
まだこのとき俺、いや、俺たちは知らなかった
これから起きる大きな悲劇に___________
． 続編に続く……
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まるやき - はじめまして! 突然ですがめちゃくちゃよかったです (2017年10月12日 21時) (携帯から) (
レス) id: 19687127a4 (このIDを非表示/違反報告)
ロム - ヤバい。超絶好みなんですけど！ (2017年7月16日 19時) (レス) id: 7f2420204c (このIDを非表示/違反報告)
さかな(プロフ) - ｸｿﾜﾛ太鼓ﾄﾞﾝﾄﾞﾝｗｗｗｗ星人さん» コメントありがとうございます！！！ そう言ってもらえて感激です〜！これからもよろしくお願い申し上げます！！！ (2017年7月15日 21時) (レス) id: 1683482e3d (このIDを非表示/違反報告)
ｸｿﾜﾛ太鼓ﾄﾞﾝﾄﾞﾝｗｗｗｗ星人 - めちゃ面白いです・・・(；´∀｀)おぅふ… (2017年7月4日 0時) (レス) id: 0d3966aac5 (このIDを非表示/違反報告)
さかな(プロフ) - タンゴさん» はい！すみませんでした(;_;) これからも是非是非宜しくお願いします！！ (2017年6月28日 19時) (レス) id: 1683482e3d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さかな | 作者ホームページ：無気力組とシェアハウス、してみたくない？
作成日時：2017年2月4日 17時
