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。。。参拾玖 ページ41







『………誰?』




「…む?誰じゃ貴様、

余と狐殿の余興の時間を邪魔しに来たのか?」




そいつはレントにまたがったまま俺に話しかける




「おい…!麻呂!この方は私の主人、だ…!」




どけっ!!と言いながらレントはそいつを蹴り飛ばす



麻呂、と呼ばれた人…なのか?は床に叩きつけられる




「おお、流石のものじゃな…とても体にくる」




むふふ、と顔を赤らめ笑いながら起き上がるそいつ


こいつ、Mか、Mなのか…!?




「すみません、ご主人、変なモノを連れて来てしまって…」




レントは俺の前に来て、膝をつく




『え、ああ、大丈夫だ!


ところでどこに行ってたんだ?』




心配したんだぞ、と続ける




「申し訳ありません…

実はですね、魔界に一度帰っておりまして…


そのとき、こいつも付いて来てしまったんですよ」




レントはめんどくさそうに麻呂の方を向く




『へ、へえ……』




俺は麻呂の方に近づく



麻呂はどこからか取り出した扇子で口元を隠し、麻呂の視線は俺ではなく俺の後ろにいるレントに注がれている




『なぁ』




「………」




声をかけるが反応はない


てか無視してるようにしか思えないんだけど




『麻呂、って言うのか?


俺は皐月Aって言うんだ、よろしくな』




俺が手を差し伸べるとようやくこっちを向く




「…はなんじゃ?」




『は?』




「この手はなんじゃ?と聞いておる」




その視線はレントに向けるものとは違って鋭い




『握手、だけど』




俺がそう言うと麻呂は鼻で笑う




「握手?この余が人間などと握手をせねばならんのか?笑わせてくれるのう」




馬鹿にしたようにあはは!と声をあげて笑う麻呂




『…あ?』




一瞬、ていうか無視されたときからムカついてるんだけど、




「っ、おい、麻呂!!


私の主人だと言って_______」




「いくら狐殿の主人とも言えど、余は人間と握手をするつもりはないぞ!



おい、人間、余を誰だと心得ている?」




麻呂は扇子を閉じてそれで俺に向ける




「余は魔界で一番偉い、麻呂様なのだからな!!」





…まためんどくさいのが来たもんだ……










_____________



書き方変わってますかね!?!?w

。。。肆拾→←。。。参拾捌



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まるやき - はじめまして! 突然ですがめちゃくちゃよかったです (2017年10月12日 21時) (携帯から) (レス) id: 19687127a4 (このIDを非表示/違反報告)
ロム - ヤバい。超絶好みなんですけど! (2017年7月16日 19時) (レス) id: 7f2420204c (このIDを非表示/違反報告)
さかな(プロフ) - クソワロ太鼓ドンドンwwww星人さん» コメントありがとうございます!!! そう言ってもらえて感激です〜!これからもよろしくお願い申し上げます!!! (2017年7月15日 21時) (レス) id: 1683482e3d (このIDを非表示/違反報告)
クソワロ太鼓ドンドンwwww星人 - めちゃ面白いです・・・(;´∀`)おぅふ… (2017年7月4日 0時) (レス) id: 0d3966aac5 (このIDを非表示/違反報告)
さかな(プロフ) - タンゴさん» はい!すみませんでした(;_;) これからも是非是非宜しくお願いします!! (2017年6月28日 19時) (レス) id: 1683482e3d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さかな | 作者ホームページ:無気力組とシェアハウス、してみたくない?  
作成日時:2017年2月4日 17時

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