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161話 ページ25

グリム「コラ〜!待つんだゾ〜〜!」

リドル「くっ……待て!止まらないと首をはねるぞ!“オフ・ウィズ……”」

ケイト「ちょっと待った、リドルくん!
やっと身体からブロットが抜けたばっかりなんだから!ダメだって!」




『俺が追います!行くぞグリム!』

グリム「おう!」


 
 
 

廊下を走り去るブッチ先輩の後を追いかけると
奥にエースとデュースが歩いているのが見え叫ぶ。

 
 
 

『エース!デュース!』


エース「うぇ!?な、なに!?」

デュース「ど、どうしたんだ?」


『説明は後だ!!ブッチ先輩を捕まえてくれ!』


 
 
 
 

俺の言っていることにまだ頭が追い付いていないのかオロオロしている2人。
すると、追い付いたのか後ろからリドル先輩が2人に指示を出す。

 
 
 
 
 
リドル「連続傷害事件および、マジカルペン窃盗の犯人が逃げたんだ!
君達、今すぐラギー・ブッチを捕まえろ!さもなくば………おわかりだね!?」


デュース「えぇえ!?」
エース「オレら、とばっちりじゃん!」

 
『いいから追うぞ!首をはねられたくないならな!!』


 
 
 
 
追いかけているが一向にその距離が縮まる気配はない。
なら……力ずくで!

 
 
 
 

 

『【陰翳式術___形状変化___壁】』


 
 
 
 
 
術式を展開させブッチ先輩の退路を断つように目の前に壁を作り出す。
いきなり現れた壁に驚き急ブレーキをかけるブッチ先輩。

 

 
 
 
『やっと、止まった…。さぁ話聞かせてくれるよな?』

ラギー「さぁ?それはどうっスかねっ!!」



 
 
 

そう言うと俺達が立っている方向に走れ出し
華麗に俺達の頭上を飛び越えた。

は…アリかよそんなの


 
 
 
 
 
ラギー「つかさぁ、もしここでオレを捕まえたって、
アンタらオレが犯人って言い切れなくないッスか?」

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作者名:オルガ | 作成日時:2021年1月16日 2時

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