魔法？いえいえ呪術です ≪４≫ (ページ20)

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153話ページ20

リドル「監督生がそれでは寮生に示しがつかない。
…といっても君の寮の寮生は1匹だけだけどね」

『ごもっともで』

リドル「うん。これでよし」

『あざっす』

　
　
　
　
タイが結び終わったので立つと
いつもの2人がいないことに気づく。

遅刻か？
　
　
　
　
グリム「エースとデュースは一緒じゃねーのか？」

リドル「彼らはハートの女王の法律第249条にのっとって、
ピンクの服でフラミンゴの餌やり当番中だ」

　
　

アイツ等がピンクの服で……
は～、想像出来ねぇ

でも、多分面白い格好してんだろうなｗｗ

　
　
　
　
　
　
リドル「ところで、昨晩またひとり怪我人が出たらしい」

グリム「ふなﾞっ！？本当か？」

ケイト「目撃していた肖像画くんの情報によると……怪我をしたのはスカラビア寮の2年生の“ジャミル･バイパー”君。調理室で事故に遭ったらしいよ」

　
　
肖像画ってもしかして監視カメラより優秀だったりする？
もう、監視カメラいらないじゃん

　
　
　

　
　
リドル「今なら朝食の時間だし、大食堂にいるかもしれない。行ってみよう」

グリム「お！まだ腹減ってたんだゾ！」

『マジでその小さい体のどこに入ってんの』

　
　

俺達はその“ジャミル・バイパー”がいるであろう大食堂に向かった。
　
　

　
　
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〈大食堂〉

　

ケイト「えーっと、ジャミルくんは色黒で長い黒髪をした
……お、いたいた！」

　
　

　
ケイト先輩が指を指す方に赤いパーカーを来た生徒が
白髪の生徒と一緒に朝食を食べているのが見えた。

おー、アジアンビューティーだな。

　
　
　
　

グリム「よぉ。オマエ昨日調理室で怪我したヤツだろ？ちょっと話を聞かせてくれよ」

ジャミル「はぁ？急になんなんだ」

カリム「あ～っ！この狸、入学式でオレの尻燃やしたヤツ！」
　
　
　
　

また、遅かった…
俺は走って彼らの所に向かいグリムの口を押さえながら謝った。

　
　
　

　
『この馬鹿！マジですんません』

ジャミル「あ、あぁ…大丈夫だ」

　
　
　

全然、大丈夫って顔してないんですけど…
何が起きてるかの頭が追い付いてないって感じだ。