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145話 ページ12

デュース「ウッ。このパターンは……」

エース「あ、もう帰るんで!お邪魔しました〜!」



サバナ寮生B「そんなこと言わずに遊んでけって」

サバナ寮生C「へへへ!狩りごっこしようぜ?もちろん、獲物役はお前らだ!」


『雑魚がしそうなことだな』
サバナ寮生A「あ”ぁ?今なんつった」


 
 



俺の胸倉を掴み、がん飛ばしするサバナクロー寮生。
掴まれてもなお澄まし顔をする俺にイラついたのか、殴ろうとしてくる。
 
 
 
 



「やめとけ。お前ら」

 
 
 
 
 
 


 
 
後ろから聞こえた声で寮生たちは動きを止めた。
振り向いてみるとそこには左目に傷がある男と隣に食堂で会った男がいた。




 
 
 

サバナ寮生A「レオナ寮長!」

サバナ寮生B「こいつら人の縄張りに土足で上がり込んでんですよ!」

サバナ寮生C「ちょっと痛い目みせてやりましょう〜よ!へへへ!」




 

すると、レオナ寮長と呼ばれた人が此方を見る。
あれ?どっかで会った気がする……
 
 
 
 
 

ラギー「あれ、君たち食堂で会った人たちじゃないスか」

グリム「ああっ、オマエ!デラックスメンチカツサンド!」

ラギー「ちょっと。人の名前を勝手に美味そうにしないでほしいッス。
オレにはラギー・ブッチっていう男らしい名前がついてんスから」
 
 
 


そんな会話を他所に俺は記憶を漁っていた。
どこで会ったけ…

と下を向くと見覚えのある尻尾。
あ、思い出した


 
 
 
 
 
 
レオナ「あァ。よく見ればお前、植物園でこの俺の尻尾を踏んづけた草食動物じゃねぇか」
『俺が植物園で尻尾踏んだ人』


 


俺がそう言うと睨んでくるレオナ寮長。
うわぁ、美人が起こると怖いってマジだ…
 
 


 
 
 
サバナ寮生A「なぁにぃ〜!?レオナ寮長の尻尾を!?」

サバナ寮生B「許せねぇな!」

 
 
『別にお前等の尻尾を踏んだわけじゃないんだからいいだろ』


 
 
 
サバナ寮生C「確かにそうだな。って…そういう事じゃねぇんだよ!」


 
 
 
 
チッ…引っかからなかったか

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作者名:オルガ | 作成日時:2021年1月16日 2時

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