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135話 ページ2

すると、バタン!と勢いよく玄関のドアが開く音が聞こえると
次はバタバタとこちらに走ってくる音が聞こえてきた。


 
ただえさえボロいのにこれ以上ボロくさせないでくれ、頼むから
ついこの前、床に穴開けたばかりなんだから


そんな考えを頭の片隅に追いやり誰が来たのかと音がした方に目をやると
デュースが息を切らせながら立っていた。

 
 
 

デュース「エース!大変だ!」

エース「ん?なんだよそんな慌てて……」

デュース「クローバー先輩が階段から落ちて、怪我をしたって……!」


 
 
グリム、エース「「え!?」」

『マジ?』

 
 
グリム「ふ゛な!?まさかあの食えない眼鏡のトレイも?」

『あのトレイ先輩がおっちょこちょいで怪我をするわけがない』

エース「たしかに、トレイ先輩はウッカリで転ばなそう」

グリム「詳しく聞きに行ってみるんだゾ!」


 
 
 
 
デュースが先頭で走り俺達はそれに続いてハーツラビュルに向かった。

 
 
________

 
 
〈ハーツラビュル寮 トレイの部屋〉



エース「失礼しまーす」

デュース「クローバー先輩、大丈夫ですか?」

グリム「おう、眼鏡!シケたツラ拝みに来てやったんだゾ!」

『お前本当に見舞いに来たんだよな?
トレイ先輩怪我は…見るまでもなく重傷ですね』

 
 
 
 

ベッドに腰かけているトレイ先輩に目を向けると足には包帯が巻かれていて
とても痛々しかった。

 
 

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作者名:オルガ | 作成日時:2021年1月16日 2時

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