首領の女 １１

変わらない ページ29

A
『っ！！
ちょっやだ！！』



















精一杯の力で一虎を押すも
力では全く叶わなくて
髪を引っ張られ無理矢理上を向かされ
口付けは更に深くなっていく
嫌だと暴れても回された腕は全く緩むことがなかった



















モブ
「ちょっ、誰よその女！！」



















違う女の子の声が聞こえた途端
その子は多分一虎を引っ張った
そのお陰か口付けはやっと止まった



















A
『ちょっ』



















やっと解放されかと思いきや
何故かぎゅっと抱きしめられていた



















羽宮
「うざ
彼女ヅラとかマジでダルいんだけど」

モブ
「はぁ？！」

羽宮
「一回寝ただけでさぁ
彼女ヅラとかやめてくんない
邪魔だから消えてよ」

モブ
「っ！！
一虎のバカ！！もう知らない！！」



















チラッと見えたその子は
その場から走って立ち去った



















A
『あの、はなし』

羽宮
「ごめんねA
みっともないとこ見せて」

A
『いや別に、私か』

羽宮
「あの子さぁ、一回デートしてくれって言われたから
仕方なくしてやったのに
彼女ヅラとかマジでうぜー」

A
『あ、そうなんだ
あのそろそろ』

羽宮
「髪も色変わったね、白にしたんだ
でも全く似合ってない
前の方がいーと思うけど
アイツとおソロとか切った方がいーよ」

A
『いや、一虎にはかん』

羽宮
「なに？オレの言う事が聞けねーの？」

A
『、、、、、、』



















なんだろ、、、
全く変わってない
人の話を最後まで聞かないとこも
遮るとこも全く一緒だ

ご主人様→←意味がわからない

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