首領の女 １１

我慢なんて無理難題 ページ15

A
『、、、早い、ね』

佐野
「ドッキドキ
Aは好きが止まんないけど
オレは興奮が止まんない」

A
『、、、好きはどこに行ったの？』

佐野
「ん〜？
好きは容量オーバーしてる
だからとっくの昔に溢れてんの
湯船から出よ
ここに居ると暑くて堪んない」



















少しだけ窓を開け
涼しい夜風が入ってくる



















A
『風気持ちいい』

佐野
「寒くない？」

A
『むしろ暑い』



















ぎゅうっと抱きしめられ
軽めから濃厚なキスに変わった時
後ろにトンっと背中が当たった
気付けば壁際に居て背中が壁にくっ付いてた
それも冷たくて気持ちよかった



















佐野
「手ぇ付いて後ろ向いて」



















その通りにすると
手に手が重なりぎゅっと握られた
と同時にいきなり圧迫感が来て
思わず声にならない声が出そうになった



















A
『っ！！』

佐野
「しぃー、透人が起きる」

A
『無理、だよ、、、』

佐野
「なら口開けて」



















口を開けると指が２本口の中に入れられた



















佐野
「噛んでもいいからこれで我慢して」



















入れられたままじゃ
とてもじゃないが喋れない
そのままガツガツ動かれ
噛んじゃいけないと必死に噛まないようにした
それでもやはり声は漏れる
なにせ今まで声を我慢した事がない
好き勝手出していたのだ
声を我慢なんて無理に近かった
そのまま呆気なくいってしまい
漏れる声は大きくなった

いつもは聞こえない声→←溢れちゃう

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