首領の女 １１

提案した理由 ページ13

A
『、、、気付いてないの』

佐野
「気付いてるけど」

A
『、、、ならいい』

佐野
「目の前に裸のAが居るのに
反応しないわけないじゃん
ただの生理現象」



















ぎゅうっと抱きしめられた時に気付いた
当たるなにかに
でも本人も気付いてるようなので
そのまま無視を決め込み
考えないように話題を逸らす



















A
『今日、少し意外だった』

佐野
「なにが？」

A
『勝手に子供が苦手か嫌いなんだと思ってた』

佐野
「なんで？」

A
『ただのイメージ』

佐野
「別に好きでも嫌いでもない
エマ居たし慣れてんのかも」

A
『お兄ちゃんだもんね』

佐野
「そ、お兄ちゃん
久々にお兄ちゃんとか言われた」

A
『透人君、最初そう言ってたね
慣れない？』

佐野
「お兄ちゃんなんて呼ばれた事ねぇもん」

A
『そっか、、、
確かにエマちゃんはマイキー呼びだったもんね』

佐野
「だからなんかくしゅぐったい
でもAにお兄ちゃんって呼ばれんのはくる」

A
『どーいう意味？』

佐野
「こーいう意味」



















くるっと反転させられ
気付いた時には唇が重なっていた



















A
『ここお風呂』

佐野
「知ってる」

A
『逆上せるからやだ』

佐野
「逆上せそうになったら窓開けたらいい」

A
『やめる気ないでしょ』

佐野
「ない
あんなとろっとろの顔見たら
むしろやる気にしかなんない」



















佐野は涙をため
頬を真っ赤に染めたAの顔を見た時から
今日は何がなんでも絶対抱くと決めていた
その為、一緒にお風呂に入ることをAに提案した
お風呂場でなら少し声を我慢したら
透人を起こさずに済む

溢れちゃう→←お風呂

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