首領の女 １１

ワガママ ページ2

宮下
「ならぼくもここにいる！」

竜胆、佐野
「は？」「あ？」

宮下
「ここに居たらAちゃんと居れるもん！」

佐野
「ダメだ、オマエは竜胆と外に行け」

宮下
「やだー！！Aちゃんといる！！」



















透人は走り出し３人を避け
部屋の中に無理矢理入って行った



















宮下
「ここにいるもん！！」

竜胆
「透人、ダメだって！
ボスは仕事してんだから邪魔すんな！」

宮下
「やーだー！！ここにいるもん！！
ここから動かない！！」



















あまりのワガママっぷりに
佐野はイライラしキレそうになっていた

鶴蝶が仕事で居ない今日
Aと二人きりで過ごせると思っていた矢先
突然現れた透人に邪魔されたくないという思いだった



















佐野
「いい加減にしろ、邪魔すんな！！」

宮下
「っ！！うぇっ、うわぁ〜ん！！」



















透人は佐野に怒鳴られいきなり大声で泣き始めた



















A
『ちょっと！！
相手は子供なんだよ！？怒っちゃダメ！！』

佐野
「っ！！」

A
『透人君大丈夫ですよ〜』

宮下
「うわぁ〜〜ん｡ﾟ(つД｀)ﾟ｡」



















Aは透人を抱きしめ
大丈夫とゆっくり話しかけた



















A
『いきなり大声聞いてびっくりしましたね
大丈夫ですよ、落ち着いてください』

宮下
「うぇっ、怖かったぁ〜‪( ;ᯅ; )‬」

A
『抱っこしましょうか？』

宮下
「する〜(＞︿＜｡)」



















Aは透人を抱き上げ
ゆらゆらと揺れた

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