31 ページ31
「今朝、ぶつかりかけた子だ」
「はぁ、そうですけど」
「格好いいね」
あんたに言われたくないよ。
さらっと余裕ある台詞言うな。
お前なんか眼中にないってこと?
「通りでジミナがお店知ってるわけだよ、知り合い?」
「地元の後輩!専門学校も同じなんだよね」
「へーぇ」
え。
もう興味ないの?
そのくせ、
“あそこの3人かっこいいー♡”
っていう女の子の黄色い声には
笑顔で手を振ってるし。
チャラい。
チャラい先輩ってのは、絶対コイツだ。
「あんたですよね、Aに手ぇ出した奴って。付き合ってもないのにキスするなんて信じられないです」
僕がそう言うと、コーラのストローを咥えたまま、
ジミニヒョンの顔を見て、
「なに、この子童貞?」
って聞いた。
何コイツ!最低だ!
ジミニヒョンがテヒョンって人の額を軽く叩く。
「童貞じゃなくてカタブツなだけ、ね、ジョングクー?」
「ふーん、じゃあほぼ童貞だね」
「馬鹿にしないでください、僕だってそれなりに女泣かせてきましたよ」
『それは意外』
「え?!」
僕の背中のすぐそばから、
Aの声がした。
まさかと思って振り向くと、
ムール貝のワイン蒸しを持ったAが
すぐ後ろに立っていた。
『これ、店長からのサービスです』
「わー、美味しそう」
さ…最悪だ。
絶対聞かれた!
「A、違うよ?今のは売り言葉に買い言葉ってやつで…」
「A、 俺は女の子泣かせないよ♡」
チャラ男がAに微笑んだ。
コイツ!
絶対Aに気付いてた!
わざと僕のこと煽ったんだ!
続く お気に入り登録で更新チェックしよう!
最終更新日から一ヶ月以上経過しています
作品の状態報告にご協力下さい
更新停止している| 完結している
←30
720人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
オサナイ(プロフ) - さん» コメントありがとうございます^_^停止してしまっていてすみません。。タイミング見ながら進めたいと思います! (2022年11月15日 0時) (レス) id: 2a01e4e00e (このIDを非表示/違反報告)
- 更新楽しみにしてます! (2022年11月12日 2時) (レス) id: cfb035f70c (このIDを非表示/違反報告)
オサナイ(プロフ) - ips403さん» いつも感想ありがとうございます♡こちら改行含め手直ししたいと思ってますー!自分でも話忘れてるのでお待ち下さいw (2022年8月25日 14時) (レス) id: c4780ee8d4 (このIDを非表示/違反報告)
ips403(プロフ) - オサナイさん、いつも作品楽しく何度も何度も読ませていただいております!言葉のチョイスや表現のセンスが素晴らしくてどんどん読み進めちゃいます!このお話しも大好きなのでお忙しいと思いますが更新楽しみにまってます❤️ (2022年8月21日 12時) (レス) @page28 id: 9fa96337fd (このIDを非表示/違反報告)
オサナイ(プロフ) - 猫のペルシャさん» わーありがとうございます!^_^更新停止してしまっているにも関わらず、ご評価頂けて嬉しいです^_^ (2022年8月3日 23時) (レス) id: c4780ee8d4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:オサナイ | 作成日時:2022年1月8日 21時