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『やっほー、お見舞いに来たよー!』
仕事を定時で終えて、買い物をしてから、
テヒョンのマンションのインターフォンを鳴らした。
「Aー!会いたかった!俺、Aが足りなくて禁断症状出そうだった!」
『なにそれ怖い笑。そっち先に治してよ笑』
テヒョンは、ドアを開けるなり
全力でハグしてきたかと思えば、
帰ろうとする私をグイグイと引っ張って、
部屋に上げた。
「ジミンは飲みだってねー」
『先輩に捕まっちゃったみたいだよ。一緒に行く約束してたんだけどね』
で、そのジミンから、部屋には上がらず
玄関で帰るように言われてたんだけど。
まぁ、いっか。
テヒョンの負担にならないように早く帰れば。
薬、レトルト食品、栄養ドリンク、
デザートをテーブルに並べると、
テヒョンが早速アイスに手を伸ばして食べ始める。
食欲がなくて、朝から何も食べてなかったらしい。
来てよかった。
『体調はどう?』
「もう微熱と平熱を行ったりきたりしてる感じ!正直超元気なんだけどぉー」
ソファーの隣りに座っていたテヒョンが、
コツンと額を合わせて、いつもより大人っぽく笑った。
「Aにどうしても会いたかったから、秘密にしちゃった」
『ちょッ…』
初めて至近距離で見るテヒョンの端正すぎる顔。
眩しくて目が開けられない。
「ふふ、A顔真っ赤ー」
『だって近いんだもん!』
「可愛いねぇ、Aは本当に。食べちゃいたい♡」
『はいはい、それよりご飯ちゃんと食べなさい。あ、口の端にアイスついてるよ』
「そういう時はチュッて舐めてくれると助かるんだけどー」
『助かるんだ…。待って、鼻たれてるよ!拭きなよ!』
ティッシュを渡すと、慌てて鼻をかむ。
その姿さえも、イケメンなのはさすがです。
テヒョンはビジュアルだけ見たら近づき難いけど、
話してみたら人懐っこくて本当にピュア。
既に営業部の女子でテヒョンとジミンを
ロックオンしてない人はいないって噂だし。
「Aが泊まるかもと思って布団干しといたんだ♡」
『泊まらないよ、そんな時間あるならちゃんと寝てよ笑』
ジミンは多分計算だけど、
テヒョンは素でこんな感じだから、
天性の人たらしなんだと思う。
「もう帰るの?寂しいよ」
ほら、感情がストレートで、
屈託ない。
テヒョンは魅力的。
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オサナイ(プロフ) - namiの部屋さん» namiの部屋様、嬉しいコメントありがとうございます^_^サディスティックなグクちゃんもいいですよね♡わかりみが深すぎますw (2022年9月24日 21時) (レス) id: 5bc8bd2025 (このIDを非表示/違反報告)
namiの部屋(プロフ) - まだ読んでる途中なんですけど我慢できずにコメントさせていただきました!何年もうらつく愛読してますが久しぶりに私のドストライクの小説と出会えました!!このドSグクのキャラ最高です大好きです!引き続き楽しく読ませていただきます!更新頑張ってください! (2022年9月24日 14時) (レス) @page13 id: bde19c8f5c (このIDを非表示/違反報告)
オサナイ(プロフ) - ukさん» uk様、勿体ないお言葉ありがとうございます;勿体なさすぎて焦りますwこれからも悶絶していただけるようにw、頑張って更新しますー! (2022年9月3日 11時) (レス) id: 507e311f10 (このIDを非表示/違反報告)
uk(プロフ) - て、天才なのでしょうかと何度も思いました。オサナイ様の書くグクが可愛くてかっこよくて何度悶絶したか…。続きを読むのを楽しみにしてます。 (2022年8月31日 18時) (レス) @page50 id: 1deb3068ed (このIDを非表示/違反報告)
オサナイ(プロフ) - せなさん» せな様、感想ありがとうございます♡勿体ないお言葉でございますッ。グクテテ、バチバチしてますね笑 たくさんたくさんバチバチします、これからもきっと笑 (2022年8月30日 19時) (レス) id: c4780ee8d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:オサナイ | 作成日時:2022年8月11日 19時