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「相手の男はお前の存在に気付いてるの?」
「あ、いや…知らないと思います」
「だったら、しっかり見せつけとくんだな」
見せつける…。
どうやって…。
「お前の場合、顔がいいから、並んで歩くだけで向こうは逃げてくんじゃないの?」
「それが…相手の方がとんでもない顔の持ち主で」
「どっちの意味で?笑」
「隣に並びたくないほどの美男子です」
「お前がそう言うレベル?ジョングガとそのイケメン両方手玉に取るその子何者だよ」
ヒョンの目が、キラッと光った。
「駄目です、ヒョンは1ミクロンも興味持たないでください」
「ヤー、ジョングガ、なんの話?」
「ナムジュニヒョンなんてもっての他です」
突然入ってきてユンギヒョンの隣に座った
ナムジュニヒョンは、今日も生地のよさが
一目で分かる高級スーツを
パリッと着こなしている。
「俺に聞かれたくない話ってことは、女の子の話だ」
「自覚あるんだ」
にっこり笑うナムジュニヒョンを見て、
ユンギヒョンがクククと小さく笑う。
「そういや、例の新卒の女の子はどうなんです?」
「今度同行するから、帰りにここに連れてきてお披露目してあげるよ。あ、まだ食べてないけどね」
ネクタイを緩める仕草も様になってる。
ナムジュニヒョンもユンギヒョンも、
大人の男の色気があるんだよな。
「ジョングガ、一度抱いてみるのはどうかな?テクニックを駆使して、どろっどろに抱き倒したら、麻薬みたいに離れられなくな…」
「ナムジュニヒョンのアドバイスは聞いてません」
参考になるわけないだろ。
ジンヒョンもユンギヒョンも爆笑してるし。
「ジョングク、恋愛は引き算でもあるんだよ。しばらくお前からガンガン行って、スッと引いてみろ」
帰り際、ユンギヒョンがそう言って、
親指を立てた。
強引に…
キス…
ガンガン…
で、相手の男を牽制して、
引く。
…。
…。
難くね?
今まで駆け引きみたいなこと、
したことなかったし。
それに、どれだけ計算したとしても、
Aの顔を見ると吹っ飛びそう。
ただ、
相手の男を早めになんとかしなきゃいけないことだけは、なんとなく分かった。
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オサナイ(プロフ) - namiの部屋さん» namiの部屋様、嬉しいコメントありがとうございます^_^サディスティックなグクちゃんもいいですよね♡わかりみが深すぎますw (2022年9月24日 21時) (レス) id: 5bc8bd2025 (このIDを非表示/違反報告)
namiの部屋(プロフ) - まだ読んでる途中なんですけど我慢できずにコメントさせていただきました!何年もうらつく愛読してますが久しぶりに私のドストライクの小説と出会えました!!このドSグクのキャラ最高です大好きです!引き続き楽しく読ませていただきます!更新頑張ってください! (2022年9月24日 14時) (レス) @page13 id: bde19c8f5c (このIDを非表示/違反報告)
オサナイ(プロフ) - ukさん» uk様、勿体ないお言葉ありがとうございます;勿体なさすぎて焦りますwこれからも悶絶していただけるようにw、頑張って更新しますー! (2022年9月3日 11時) (レス) id: 507e311f10 (このIDを非表示/違反報告)
uk(プロフ) - て、天才なのでしょうかと何度も思いました。オサナイ様の書くグクが可愛くてかっこよくて何度悶絶したか…。続きを読むのを楽しみにしてます。 (2022年8月31日 18時) (レス) @page50 id: 1deb3068ed (このIDを非表示/違反報告)
オサナイ(プロフ) - せなさん» せな様、感想ありがとうございます♡勿体ないお言葉でございますッ。グクテテ、バチバチしてますね笑 たくさんたくさんバチバチします、これからもきっと笑 (2022年8月30日 19時) (レス) id: c4780ee8d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:オサナイ | 作成日時:2022年8月11日 19時