黄色い光

25.額宛 (作者から) ページ27

夕焼けが綺麗だねぇ
うん！鴉も鳴いて…

「はぁ」

鳴いて…

「はぁ」
「ミナトそろそろウザい」
「だって！だって！」
「男がだってもクソもない！決まったもんは仕方がねぇべさ！」
「うぅ…っ」

下忍となった私たちは三人一組、上忍一人と下忍三人のチームとして任務につく
その組分けを今日発表された
先生曰くバランスよく分けられたチーム分けらしいが
らしいが

「なんでAは勉強出来ないのに忍術は出来るのさっ！！」
「……」
「どうせなら忍術もできない方が良かったっ！！」

まぁミナトくんは成績は常にトップ
私は忍術でカバーしてるから
公平的に考えての処置だろう

「ミナト…」

ドンッ！

「いい加減にしろ…決まったもんは決まったんだ！諦めろ」
「……っ！」

ミナトを壁に叩き付けた
確かにミナトの気持ち…痛いほど分かるよ
嫌だよ

「私だって…っ！」
「A？」
「…別に班が違ったって一生会えない訳じゃないべ？」
「ん、そうだけど」

そんな顔しないでよ
一生の別れじゃないんだから
当たり前のように隣に居たミナトが明日から居なくなるんだ
ミナトだけが辛いなんて思わないでよ

「ぁ、Aお願いがあるんだ」
「？」
「Aのコレと僕のコレ交換！」

私の額宛の紐をほどいて自分の額宛を私に渡してきた

「こうしたらずっと一緒でしょ？」
「…！」

あぁ…やっぱりミナトと一緒が良いって言うのは我が儘ですか？
ミナトが眩しいよっ

「ありがとう…」
「例え班が違っても僕の目標はAなんだからね！死んだら許さないよ！」
「はいはい」
「流さないでよー！」

いつものミナトに戻ったみたい
単純というか
励ましたつもりが逆に励まされた気がする
ミナトの額宛、か
こんなにも大切なモノを…
ありがとう

離れても大好きだよ

ミナト



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スペースが余ったので
こんにちは、棗です
たくさんの方に読んでもらえて私も嬉しいです
コメントもたくさん貰えて毎回励まされてます
本人も長い目で見積もっていますが、今の段階で下忍です
一応ちゃんと話の流れは決まっているので、ゆっくり気長に更新を待っててください

少しでもミナトファンが増えてほしいと密かに思っています
ミナトの愛は無限です！

駄作の自己満ですが今後とも宜しくお願いします

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