私の願いは……【地縛少年花子くん】

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花子「一人でいたら危ないよ」








つかさくんは帰ったのか
私の隣に寝転ぶ花子くん










貴方「…あまね…っていうんだね」










花子「…聞いたんだ」








貴方「…呼んでいい？私もあまねくんって」







花子「い…いよ…」











少し距離が縮まった気がして嬉しかった

花子くんの本当の名前









花子「…久々だね。こうしてふたりきりになるの」







貴方「毎日こうがいいな…」











甘えるように花子くんの肩に頭を置けば

その頭を優しく撫でてくれる












花子「……俺…Aのこと好きだよ」










じわっと涙が出てきた











貴方「……私…人間だよ」










花子「…分かってる…けど……好きなんだよ」












今だったら言えるかな

あなたに私の願いを












でも言う勇気…私にはまだ足りなかった











貴方「私も…花子くんが好き…言っちゃだめだって抑えてたのに……」










花子「ふふ、嬉しい。」











鼻をスリスリしてくる

擽ったくて笑ってしまう











でも彼女になりたいなんて



言えなかった

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