私の願いは……【地縛少年花子くん】

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夜の学校


不気味だけど私は結構好き











家に帰りたくない日は旧校舎に隠れこんで残る

家に帰っても寂しいだけだから











屋上で星空を眺めるのが好き

どこかへ行けそうな気がするから











「あっれー？珍しいお客さんがいる！」










振り返れば花子くんとよく似た人
でも服装とか性格とか全然違う











「俺はつかさ！あまねのフタゴの弟！」











貴方「…あまね…って花子くん？」









つかさ「うん！柚木普！知らなかったの？」











知らなかった

花子くん自分のこと全然教えてくれないから











つかさ「君は？」










貴方「……A。桜樹A。」












つかさ「いい名前だね！A！」










深く関わる気なんてない
仲良くする気もあまりない











それにつかさくんは少し怖い気がする
花子くんと雰囲気が違う












つかさ「あ！あまね！！」










花子「え、うわ！」












仲良さそうな二人をチラ見して

また星空に視線を戻す












この星の中に私の姉も居るのかな

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