竜胆が溺愛する彼女

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翌日

竜胆たちは本当に学校に来なかった

竜胆がいないと私は一人













特に友達も居ないし
作る気も元々なかった











中学最後の夏だったかな

親友と好きな人が被っちゃって











ハブられて裏切られて

最終的好きに人にも嫌われて










それから友達は作っていない

まぁ…怖いだけなんだけど











そんな私に竜胆という素敵な彼氏がいるのも不思議なほど
私はいい人間じゃない










貴方「……さびし…」










屋上にきても竜胆はいない。
どこに行っても一人ぼっち










一人なんてなれていたはずなのに
いつのまにか竜胆がいないと私だめになってたみたい












竜胆からの愛は異常で

世に言う溺愛なんだろうけど










私はそれが心地いい

ちゃんと愛してくれてるのが伝わるから









「あ…あの！！」









貴方「……？」









誰も来ないはずの屋上で
大声で話しかけられ心臓が飛び出しそうになった











私の目の前にはミディアムぐらいの茶髪のパッツン女の子がいた









部類は…地味な方だけど顔は整っているというかかわいい系











「わ、私同じクラスの一之瀬紫苑です！その…お、お友達になってほしくて…」









“お友達”





この言葉に私は嫌な汗をかいてしまう
もうあんな思いはしたくないと心が拒絶してる













友達なんて……いらない

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