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「というわけですが…」

「ま、まぁ待てよA。マジでさぁ、マジで考え直してくんね?俺、ここまで言ってお前に振られんの?」

「え、いや待て、落ち着け揺さぶるな!」

「落ち着いてられっかよ!ざけんな!俺の片想い期間返せクソアマ!」


情緒不安定になり始めた五条に肩を掴まれながらグワングワンと揺らされる。ギブギブギブ、お前力強いんだよ加減しろ!


「ほ、ほんとにタンマ!!話を聞いてよ!」


より大きな声で訴えて、ようやく止まる五条。
ふぅ、と息をついて、不安げな五条の手を握った。
そしてゆっくり、口を開く。


「…そこで提案なんですけどね?」

「……なに」

「あのぉ、折角告白してくれたんですし
─────付き合いません?私達」

「…!?」


私のその言葉に、五条が息を飲んだのが分かった。
凄く、驚いたのも。


「遠距離で良ければ、なん、ですけ、どぉ!?苦しい苦しい苦しい!痛いよ!?」


五条の表情が180度変わり、雲の裏から顔を出した太陽のように眩しくなる様にちょっとした安心を覚えたのも束の間、先程とは打って変わってものすごい馬鹿力で抱きしめられた。本日2度目である。

さすが特級サマというか、いてぇ。馬鹿痛い。力強すぎて私の身体が浮いてる。


「ぐ、ま、まってごじょ、足が、足が地についていない!」


結局、私のお願いが五条に届く頃にはヘトヘトのクタクタだったわけですが。


そんなこんなで始まったのが、五条と私の交際だった、てわけ。ウケる、よくこんなのと付き合おうと思ったな私。

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作者(プロフ) - ぽぽさん» ありがとうございます🙇‍♀️今作品でもコメント頂けてとても光栄です😭これからも応援よろしくお願いします☺️ (3月18日 18時) (レス) id: b4c68f46cc (このIDを非表示/違反報告)
作者(プロフ) - メルさん» ありがとうございます🥰まじで嬉しいです✨️せっかくだから書いてみようかなと思えました!☺️ (3月18日 18時) (レス) id: b4c68f46cc (このIDを非表示/違反報告)
ぽぽ(プロフ) - めんどくさいおじさんの五条先生も好きですが、メンヘラの五条さんも思わず想像ができてしまいました笑テンポの良い作品で本当に作者様の作品はハズレがなくて私の心にどんぴしゃです; ; (3月10日 22時) (レス) @page4 id: cce9129f81 (このIDを非表示/違反報告)
メル(プロフ) - まじで好きっす (3月8日 18時) (レス) id: 1ce28027fc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:作者 | 作成日時:2024年2月29日 1時

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