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覆いかぶさってくる五条の胸板を抑えながら、私は五条の言ったことを整理していた。
とりあえず、この部屋に私がいることと手錠がかけられていることは五条のせいらしい。その動機は「私が好きすぎるから」。そして五条は私をここから出す気が無い。
「ん〜…まぁ落ち着きなよ五条。1回身体起こしてもろて」
「なんで」
「話をするため。ほらほらほら、どいて〜」
私の言葉に渋々身体を離す五条。こういう時は聞き分けがいいのウケる。
「まずね、私の仕事どうすんの。今日休日だからいいけどさ、平日には戻りたいな私」
「戻れると思ってんの？」
「思ってねーから聞いてんですけど？？？」
「だよね。じゃあ今すぐにでも退職届出してくれない？お金稼ぐ必要ないでしょ、僕が養うんだから」
「お金目当てじゃないよ、五条も今の仕事も」
「嘘くせ〜」
五条は端正な顔をもったいないほど歪ませて私を睨む。なんだか学生時代に戻ったかのような感覚に、少しだけ嬉しくなった。
その喜びから、素直に口を開く。
「嘘じゃないってば。好きだから2つとも手元に置いてるんだよ」
「はぁ？手元ぉ？この超遠距離恋愛のどこが、お前の手元なんだよバーカ」
あ、やべ、地雷踏んだ。
「僕が任務を終えてボロボロになりながら新幹線で2時間、その後タクって30分。バッカじゃないの、田舎すぎんだろ」
「それは私も思う」
「都内に住めよ都内に。それか高専。……いやこのマンションだったわそういや。今日からココ、絶対ココに住んで」
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作者(プロフ) - ぽぽさん» ありがとうございます🙇♀️今作品でもコメント頂けてとても光栄です😭これからも応援よろしくお願いします☺️ (3月18日 18時) (
レス) id: b4c68f46cc (このIDを非表示/違反報告)
作者(プロフ) - メルさん» ありがとうございます🥰まじで嬉しいです✨️せっかくだから書いてみようかなと思えました！☺️ (3月18日 18時) (レス) id: b4c68f46cc (このIDを非表示/違反報告)
ぽぽ(プロフ) - めんどくさいおじさんの五条先生も好きですが、メンヘラの五条さんも思わず想像ができてしまいました笑テンポの良い作品で本当に作者様の作品はハズレがなくて私の心にどんぴしゃです; ; (3月10日 22時) (レス) @page4 id: cce9129f81 (このIDを非表示/違反報告)
メル(プロフ) - まじで好きっす (3月8日 18時) (レス) id: 1ce28027fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：作者 | 作成日時：2024年2月29日 1時
