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「A。おはよう、よく寝てたね、ヨダレの跡ついてる、ほらちゃんと目ェ開けて僕の顔見て?ちゃんと認識しろよ寝坊助」
「ん?んん〜、ん…あれ」
体感恐らく半日。それくらい寝ていた気がする。
いつもの家の天井だと思って開いた視界に映ったのは想像通りのものではなく、色で言うならば「白」が目の前を覆っていた。
その白は家の色と、それから私の顔を覗き込んでニコニコと笑っている男の色であると頭が冷静に働き始める。これは、いつもの朝のルーティンとは違いすぎるのではなかろうか。
そこでようやくガバッと起き上がって周りを見渡した。
「えっ、え?あれ?どこココ!?」
「あは、マジで熟睡しすぎだろ。いくら薬飲ませたからってこんな長く寝るとは思わなかったな」
「な、え、薬?てか五条、なんでここにいんの…?」
混乱しっぱなしの私に五条は笑いながら手を握ってくる。
握られた手に意識が移った後、手首に違和感を感じた。ジャラ、という金属音と共に。
「ヒエッ…うそん、なにこれ。手錠?五条そんな趣味あったっけ」
「いや?そりゃそのうち婦警さんのコスプレさせたいけど、そんな生半可な覚悟じゃないよ、ソレ」
「想像の上を行くなバカ、むしろ趣味であれ」
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作者(プロフ) - ぽぽさん» ありがとうございます🙇♀️今作品でもコメント頂けてとても光栄です😭これからも応援よろしくお願いします☺️ (3月18日 18時) (レス) id: b4c68f46cc (このIDを非表示/違反報告)
作者(プロフ) - メルさん» ありがとうございます🥰まじで嬉しいです✨️せっかくだから書いてみようかなと思えました!☺️ (3月18日 18時) (レス) id: b4c68f46cc (このIDを非表示/違反報告)
ぽぽ(プロフ) - めんどくさいおじさんの五条先生も好きですが、メンヘラの五条さんも思わず想像ができてしまいました笑テンポの良い作品で本当に作者様の作品はハズレがなくて私の心にどんぴしゃです; ; (3月10日 22時) (レス) @page4 id: cce9129f81 (このIDを非表示/違反報告)
メル(プロフ) - まじで好きっす (3月8日 18時) (レス) id: 1ce28027fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:作者 | 作成日時:2024年2月29日 1時