愛され体質？下らない。４

152 ページ18

国見「…遅い。」



『許してよ、音駒のマネージャー居ないんだから。』



青城のコートへ行けばすぐにそんなことを言ってくる国見くん。



仕方ないよね、うん。



及川「今回の合宿瑞和ちゃん居ないこと多くて寂しーなー。」



僕にのしかかりながらそんなことを言ってくる。



『それって、』



及川「んー？」



『いや、何でもないです。』



岩泉「でも、瑞和がいると安心感あるよな。」



金田一「分かります！何かホッとするっていうか！」



急に何を言い出すんだこの人達。



花巻「ま、つまりオレ達にとって瑞和ちゃんはなくてはならない存在ってことか！」



松川「確かになー、居ないと不安になるし大丈夫か心配になる。」



矢巾「居てくれないと楽しくないですし本調子になりませんよね。」



渡「分かるなあそれ。」



この人達にとっては、何気ない会話で。



当たり前のことを言っているつもりなんだろう。



でも、



『そんなこと言っても何も出ませんけどね。』



及川「あー、照れてるんでしょー。」



『は？』



及川「怖い怖い怖い!!」



国見「とりあえず離れてください及川さん。」



及川「えーどーしよっかなー。」



国見「………」



及川「国見ちゃんその顔怖いっ!!」



少し、嬉しいな。









.









.









――――――――――それって、









.









.









.









.









――――――――――僕ってこの部に必要ってことですか？

153→←151

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す