150話 オーロside ページ6
クロウリー「つまりあなたも魔法のない世界から来たと思われますね」
善逸「…魔法はないですね」
代わりに、と言うのかは分からないけど…俺や俺の周囲の人達は、呼吸を使うことが出来るとは思うけど。
…て言うか、ついさっきツイステッドワンダーランドって言った?
…確かクラスメイトの女子がツイステがどうの〜とか言ってた気がする…夢の国が監修している女子向けゲームの名前だったような…?
めちゃくちゃ話題だったし、男子にもたまにだけどインストールしてる奴居たから見たことあるけど…つまり俺、もしかしてトリップって奴した?
…へー、そっか、ふーん。
いや正直信じられないけど、それ言ったら前世で鬼を倒していた俺達も十分信じられない存在だと思う。
て言うか言った所で信じてくれる人なんて居ないと思う、前世一緒に戦った人達くらいだろ。
でもそれを思えば、少しずつ状況を把握…出来るわけないけど、混乱は少しずつ治まってきた。
クロウリー「それで、君の特技は?」
…俺の、特技か。
規則を守る、は風紀委員だし該当するとは思う…けど自分でなりたくてなったわけじゃないし。
学力も、決して低いと言うわけではなかったとは言え飛び抜けて高いわけでもなかった。
体力…逃げるのには慣れてる()から走るのは得意だし苦手ではないけど、飛び抜けてるわけではないだろうな…だって俺弱かったし、めちゃくちゃ弱かったし。
て言うかそもそも毒を作るのに長けてるってどんな状況?しのぶさん??(?)
機械…は苦手でもなければ得意でもない、って感じだよなぁ。
あと魔法は論外、多分…てか絶対に俺魔法とか使えないから。
善逸「…得意なこととか、ないですね…」
クロウリー「何か一つくらいはあるでしょう?」
善逸「いきなりこんな所に来させられて得意なこと聞かれても此処に合うかも分からないですし」
クロウリー「それもそうですね。毒とか作った経験は?」
善逸「そう簡単にあって良いの!?」
クロウリー「確かに。…ふむ、最悪私が勝手に決めちゃいますが」
絶対この人面倒になってきたよなぁ。
まあいきなり現れた奴が帰れないとかなったらそれもそうか…それにしては慣れてるのが逆に心配だけど。
善逸「あ、」
クロウリー「どうしました?」
善逸「…特技、って言うのかは分からないんですけど」
俺あるじゃん、一つだけ。
好きな力ではないけど。
善逸「…耳だけは、人より良いです」
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真冬 - 続き待ってます!! (2023年2月11日 20時) (レス) @page30 id: df27f919ce (このIDを非表示/違反報告)
明理(プロフ) - 善逸かっこいいとこなのに…この小説面白いのにぃ!!!更新待ってます!! (2022年6月5日 14時) (レス) @page30 id: 0be17a4bd3 (このIDを非表示/違反報告)
水瀬 華怜(プロフ) - 元々ツイステと鬼滅のクロスオーバーは好きですが、この作品は特に大好きです!!更新停止になってしばらく経ちますが、何度も読みに来てしまいます笑 都合はあるかも思いますが、いつか更新していただけたら嬉しいです。待ってます! (2021年8月30日 10時) (レス) id: c829cd7d6a (このIDを非表示/違反報告)
ナム - フロイドさんよぉあんた気づいてんじゃないのか…?女だってこと (2021年8月22日 22時) (レス) id: 9ed70eacbe (このIDを非表示/違反報告)
ぴおり(プロフ) - めちゃめちゃ面白くて一気に最後まで読んじゃいました!あまり好きではない顔文字も使ってないし、分かりやすい話だし、とにかく凄く読んでいて楽しかったので、頑張ってください!! (2021年1月17日 22時) (レス) id: 746032848f (このIDを非表示/違反報告)
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