164話 ページ20
ジェイド「隠して欲しいのなら、と言おうと思っていたんですがね」
『でしょうね。僕対価って言われるの嫌いなんですよ』
ジェイド「嫌い、ですか？まるで僕達の在り方を否定するようですね」
『いやそんなつもりは。借りは作りたくないしちゃんと返しますけど、対価って言われると嫌なだけで…あなた達にはあなた達のやり方があるんでしょうし、それを否定するつもりは毛頭ありませんが』
て言うか女ってことがバレなかっただけ良いかなとか思ってるんだよなぁ。
両方バレたら最悪だったかもしれないけど…
ジェイド「…オーロさんは魔法が使えない、と言っていたのであなたが魔法を使えないのも確定かと思い声を掛けたんですが…どうやら当たっていたようなので、今はそれで満足です」
『へぇ、案外あっさり満足してくれますね』
ジェイド「昨年から気になっていたことなので。隠しておきましょうか？」
『あーお願いします？お礼はしますね、何とは言わないけど』
ジェイド「適度にモストロ・ラウンジへ来てください。あなたが来るとフロイドのやる気が出るんですよ」
『そんなことで良いなら全然良いですけど…あなたに得があります？それ』
ジェイド「双子が幸せそうにしていれば嬉しいと思うのが双子心と言う奴ですよ」
『…ふうん？』
まあ、この人は大体の面倒事も全て楽しんでいるのだろうけど。
それでも、フロイド・リーチさんと言う気分屋の気分を上げようと頑張ったり、幼馴染に指示されたことをちゃんとこなしたり…そう言うのは凄いと思う。
隣に座っていながらも、少し距離を取っているジェイド・リーチさんに少し近寄る。
ジェイド「どうし、」
『いつも頑張ってますねぇ。偉い偉い』
そう言いながら、そっと頭を撫でる。
頑張っている人を労うのは当然のこと…まあ、彼らがやっていることを良いと思えはしないけれど。
ジェイド「…何ですか、突然」
『頑張っている人を労うのはおかしくないと思ったので？労いになるかは知りませんが』
善逸くんは頑張った日には撫でてくれと言って寄ってきていたからなぁ。
まあ善逸くんとジェイド・リーチさんが同じではないことは知っているが。
人に撫でられるのって、僕は好きだから…なんて、自分本位かよってね。
ジェイド「………」
『あ、嫌でした？すみません』
ジェイド「…嫌ではないので、もう少しだけ…」
…？？リーチ兄弟可愛すぎでは…？？
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真冬 - 続き待ってます！！ (2023年2月11日 20時) (
レス) @page30 id: df27f919ce (このIDを非表示/違反報告)
明理(プロフ) - 善逸かっこいいとこなのに…この小説面白いのにぃ！！！更新待ってます！！ (2022年6月5日 14時) (レス) @page30 id: 0be17a4bd3 (このIDを非表示/違反報告)
水瀬 華怜(プロフ) - 元々ツイステと鬼滅のクロスオーバーは好きですが、この作品は特に大好きです！！更新停止になってしばらく経ちますが、何度も読みに来てしまいます笑 都合はあるかも思いますが、いつか更新していただけたら嬉しいです。待ってます！ (2021年8月30日 10時) (レス) id: c829cd7d6a (このIDを非表示/違反報告)
ナム - フロイドさんよぉあんた気づいてんじゃないのか…？女だってこと (2021年8月22日 22時) (レス) id: 9ed70eacbe (このIDを非表示/違反報告)
ぴおり(プロフ) - めちゃめちゃ面白くて一気に最後まで読んじゃいました！あまり好きではない顔文字も使ってないし、分かりやすい話だし、とにかく凄く読んでいて楽しかったので、頑張ってください！！ (2021年1月17日 22時) (レス) id: 746032848f (このIDを非表示/違反報告)
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