雨柱の癸さん肆

157話 ページ20

『…えっ』



変な声を出してしまい、すぐに閉じる。



目の前に居るのは、よく知っている(一方的に)男の子である。



『…初めまして、ですよね。よろしくお願いします』



「…っす」



何を隠そう、不死川実弥の弟である、不死川玄弥くんだ。



不死川兄弟幸せになって！！が全鬼滅民の願いだったに違いない、僕はそう思う。



本誌追ってなかったけど、不死川兄弟に関しての何らかの噂などは聞いてたし、過去などは調べて知ってたからなぁ…時透くんと同じ時に…うん(遠い目)



『名前、教えてもらっても？』



玄弥「…不死川玄弥です」



『ああ、僕敬語いりませんので気軽にお話してくださいね。

あなたのお兄さんにもよくお世話になってますし、それに対してどうとか言いませんから』



玄弥「兄貴に？」



お兄さんと言う言葉に反応し、そう言いながら前のめりに近寄って来る。



お兄さん思いの弟ねぇ、うんうんポイント高い(？)



『そうです、僕のこと知りません？』



玄弥「…雨柱、ですよね」



『そう。あ、柱だからとかで何か言いたいんじゃなくてね？

柱だから、あなたのお兄さんにはお世話になったりするんだよ、ってことを言いたいだけなんです』



まあ本当に強面さんにはお世話になってるからね、いつも何かと助けてもらって…はあ(頭抱え)



『まあとにかく、仲良くしてくださいよ。弟くん』



玄弥「弟くん？」



『僕、中々に人の名前を呼ばないんですよねぇ…良いことじゃないのは知ってますが。

だからこうして安直なあだ名をつけて呼んでて…ちなみにお兄さんのことは強面さんって呼んでますよ』



玄弥「確かに強面だけど」



そう言いながら少し笑う玄弥くんを見ると、多少とは言え緊張を解してあげられたかな…って思う。



良かった。









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皆様、遅くなったにも関わらず、あたたかいお言葉で迎えてくださり、

本当にありがとうございます

前ほどの更新ペースにはならないかと思いますが、ゆっくり更新して行きたいと思っています

それと、リクエストについてなのですが、以前受けたリクエスト等々少しずつ消化して行きます

そして、これからもリクエストは募集していますので、

良ければよろしくお願いします！

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