階級・甲の癸さん拾弐

548話 ページ41

時透「…はあ。」



『何で溜息吐いたんですかね、そんなに監視嫌なら帰ってくださいよ僕も嫌だ。』



今日の監視は小石さんらしく、溜息を勢い良く吐かれて心折れかけてます。



時透「嫌でも行けって言われるんだから仕方ないでしょ。」



『酷くないですか、ねぇ。』



ほんとムカつくなぁ、好きだけど、顔好きだけど(怒)



なんて思いながら顔を見る。



ほんと無駄に整ってるな？？



『女の子みたいな顔してる人って何なん…』



時透「君男みたいな顔してるしね。」



『泣けと言われてる？』



いやその通りですよ、女っぽい顔はしてませんよ。



累と鬼舞辻さんに限って女顔って言ってくれたけどな！！



『…あれ、もしかして人より鬼の方が僕に優しくない…？』



そう言いながら頭を抱える。



時透「そもそも君おかしいよ、鬼殺隊のくせして鬼舞辻殺さないところとか、鬼の味方をするところとか。

そうやって油断してるから埜田雪希みたいな奴に殺られそうになるんじゃない。」



『その通りですね！！』



時透「何開き直ってんの？」



怖い()



『…小石さんって口悪くなくなっただけの帆兄みたい…』



時透「帆兄？」



『あっれ、声に出てました？』



時透「出てるけど。」



やっちまったよ。



まあ帆兄はほんとなんなのかって言いたくなるレベルで口悪かったけどね。



主におうちゃんに対して(真顔)



『…懐かしいなぁ…楽しかったなぁ。』

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