階級・甲の癸さん捌

330話 ページ11

『ありがとうございますさすがお館様、話が分かる！』



産屋敷「そもそもこういうことに関して断ったらAは鬼殺隊を辞めると言い出しそうだからね。

どうにかしてでも柱になってもらって、夢を叶えて欲しい私的にはこのくらいは聞いてあげたいんだよ。」



『あはは、その通りですね！後者は嬉しいけど前者は断固拒否で☆(真顔)』



本部にてこんなにアットホーム感出しながら軽くお館様に声掛けるのなんて僕くらいだよね(遠い目)



いやもう何だろう…生意気な自信あるんだけど、お館様は父親…って言ったら若いか。



お兄ちゃん感がするって言うか…だから何だろうね、緩く行ってしまうっていうか…柱様方に見られたりしたら命が足りなくなりそうだから気を付ける(真顔)



累「…ん、この手好き…Aの手ほどじゃないけど…次に好き…。」



産屋敷「ふふ、それは嬉しいね。」



そして累が懐いてるんですよね！！



お館様に懐いて撫でられている手に擦り寄っている姿がなんて言うのかな…いやほんとに可愛いんですとても。



『では今回の柱合会議は参加させていただきますね、桜花ちゃんは最初室内に居てもらって…後にはぐれ鬼の証明のために出てもらう形で。』



産屋敷「そうだね、大体Aのしたいようにしていいよ。」



『此処まで良くしてくれる意味がちょっと分からないけど嬉しいです。』



そう言うと手招きをされたものだから近づく。



すると、累を撫でていたように僕のことも撫でる。



産屋敷「…Aのことは本当の娘のように…妹のように思っているんだ。」



『…お館様、』



産屋敷「無理をしない程度にやるように。」



弟と、兄…か…嬉しいな。



『はい！！』

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