階級・甲の癸さん捌

320話 ページ1

胡蝶「さぁ冨岡さんどいてくださいね。」



冨岡「…俺は嫌われてない。」



『すみませんその発言かなり墓穴掘ってます(真顔)』



冨岡「…嫌われてない。」



いやほら、しのぶさんの顔見て顔。



これからまだ何か言いますって顔してるから見て(真顔)



胡蝶「あぁそれ…すみません嫌われている自覚が無かったんですね。

余計なことを言ってしまって申し訳ないです。」



『お姉さん余りいじめないであげてくれませんか！？

…いやあのすみません、何で桜花ちゃんもそんなに笑い堪えてる！？』



やめてあげてくれませんか()



胡蝶「坊や。」



竈門「はいっ」



胡蝶「坊やが庇っているのは鬼達ですよ。危ないから離れてください。」



あー、ですよね、そうなるんですよ。



でも考えてもみてください、僕には累が居るのね？



…鬼すべてが悪者だとは思わないで欲しいよ…何でそうなるかな。



竈門「確かに禰豆子と桜花は鬼だけど…それ以前に俺の妹と姉なんです！」



『…！』



桜花「…炭治郎、」



…この人達…僕と同じ思考を持っている？



“家族”に血の繋がりなんて関係ない…そう、思ってくれているのかな。



だとしたら僕は…尚更、この人達を救いたい。



胡蝶「…まぁそうなのですか可哀想に…では…苦しまないよう優しい毒で殺してあげましょうね。」



累「…A、あの人話を聞くつもりがないよ。」



『そうだねぇ…柱だから尚更なのかもしれないねぇ。』



だからって…諦めたりはしないけど。

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