4話☆ ページ6
「…嘘でしょ、」
いやいやいやいやもう少し他になかったのかなぁ!?
トリップしてきたのはとても嬉しいよ、嬉しい限りというか一番好きなアニメだからさ!?
でもほら…もっと他にも沢山アニメや漫画はあるじゃん!?!?
何かもっとこんな戦乱の世の中って感じの所に来させなくても平和な世界があったんじゃないかなぁ神様あ!?
なんて、居るかも分からないような神様にその場で地面を叩きながら訴える。
こんな至って普通(と思いたい)な少女をいつ死んでもおかしくないようなところに放り込みますか!?
…まあ、ほんとにいつ見つかってもおかしくないような状態で、ツッコむことが出来る私が普通なのかと聞かれればNOなんだけど。
家族一同普通と言われた私がいつの間にこんなに普通じゃなくなったのかなぁ、全部全部妖怪の仕業だ!!
「はあもうほんと…頭抱えることしか出来ないなぁ…。」
…私がこの世界に来たのは、学校の帰り道で事故に遭ったからだっていうのは間違いない。
ってことは…どこかに通学用の鞄がある可能性は高い…いや、むしろそれが当たり前…。
最後の最後、意識を失う寸前まで、私は鞄を抱えていた。
だって…あの中には…
「…鞄を見つければ、生きていられる。」
…そう、油断した…してしまった、その時。
??「あーあ、君それ読んじゃったんだ?」
…そんな声が、頭上からしてきた。
…ヤバイな、これ死んだ。
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